クルマのエアコン、きちんと知っておかないと後悔するかも…。行楽シーズン前にメンテナンスしよう!

■“エアコンガスクリーニング”を実際にやってもらいました!

冷風の出なくなった筆者のクルマで実際に作業を敢行。普段は見られない機材や整備をしているシーンまで、特別にご案内してもらいました。

まずは現状の確認から。筆者のクルマが冷風が出ない状態で、体感では熱風が出ていました(写真左から:&GP編集部・手柴、筆者、整備担当の相田涼太さん)。

エンジンルーム内にあるエアコンの配管をチェックする相田さん。配管にはH(高圧)とL(低圧)のバルブがあり、そこにホースをつないでエアコンガスの圧を測るのだとか。

専用の機械に付属するホースをつないだ様子。赤が高圧バルブに、青が低圧バルブにつながっています。筆者は見つけるのもひと苦労でしたが、車種によってさまざまにもかかわらず相田さんはあっさりと見つけていました。さすがプロ!

ホースをつないだらエンジンをかけて現在のエアコンガスの圧力を測ります。案の定、ガスはまったく入っていませんでした。そりゃ冷えないわけですね…。

筆者と相田さんの間に見える機械がエアコンガスクリーニング用の専門機。圧力からガスの量を計測してくれ、古いガスとオイル、不純物等の回収から新しいガスとオイルの注入までのすべてを担ってくれます。

作業時間は1時間ほど。ボタンで設定したら自動で回収から注入までしてくれるそう。設定が終わればあとは待つだけ! とはいえこの間、相田さんは他の作業の確認などもしていました。忙しい中、ありがとうございます…。

こちらはクリーニング機についている圧力計。赤いメーターが高圧で青いメーターが低圧。作業後の状態を見せてもらったのですが、今回は漏れが気になるのでガス漏れ止め剤も投入してもらいました。費用はトータルで2万円弱。

【最後に】エアコンガスクリーニングを経て…

今回は「A PIT オートバックス 東雲」にご協力いただき、エアコンについて教えてもらいました。実際に筆者のクルマのエアコンが熱風製造機と化していたため、本当に助かったわけですが、作業自体はホースをつないで機械でピピッと、あとは待つだけでしたが単純なだけに説明してもらわないと気付けない、わからない世界なんだなと。また、プロに説明していただきながらやってもらう安心感や、作業後のキンキンに冷えた風を感じたときの嬉しさは格別。新しい知識と共に、より愛車への愛着が増しました。この時期は作業混雑が予想されるため、もし不具合を感じたら早めの相談・作業予約がおすすめです。

<参考>オートバックスでの作業工賃の目安

・エアコンガスクリーニング 店舗による ※「A PIT オートバックス 東雲」では1万〜1万5000円ほど
・エアコンガス漏れ止め剤 7700円
・エアコン冷却強化剤 3300円
・エアコンフィルター交換 2180〜4380円(フィルター目安)+1100円(工賃)〜
・エアコン消臭 4400円〜/1か所
・エアコン修理、交換 車種や不具合箇所による ※クルマ預かりでの対応

>> オートバックス

>> 【連載】知っておきたい!今更聞けない!クルマのAtoZ

<取材・文/小林大甫 写真/田中利幸 協力/A PIT オートバックス 東雲>

 

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