■塗装→マスキング→塗装を繰り返して塗り上げる
先にも書いたようにパーツは塗装を考慮した分割がなされているので、パーツ単位で塗装していけばOKです。ただし両腕はパープルとグリーン、ブラックをマスキングで塗り分けていかないといけません。特に「エヴァグリーン」は下地色として白を塗装しないと鮮やかな色が出てくれません。マスキングの手間はかかりますが丁寧に塗装を進めます
▲腕はエヴァパープル→マスキング→エヴァグリーン用下地ホワイト→エヴァグリーン→マスキング→セミグロスブラックの順番で塗装を仕上げている。マスキングの手間は掛かるが塗分けが目立つ部分なので丁寧に仕上げたい
▲両腕と同じ工程で仕上げた両足。膝と足首アーマー、足裏パーツは個々に塗装後に取り付けている
■機体を組み上げる
個々のパーツを塗り上げたのち、装甲を取り付けた胴体、両腕、両脚を合体させて初号機の機体を組み上げます。正直なところ、組み上げにあたっては、手足の位置調整に手間がかかると考えていましたが、腕と脚は取り付け基部がしっかりと固定できるようになっているので、パーツを接着、組み上げるだけで陽電子砲の射撃ポーズがピタリと決まります。
▲胴体に片膝をついたポーズの両脚を取り付けた状態。脚側は接着のための凸が大きく取られているので位置決めもピタリと決まる
▲両腕を取り付ける。肩のアーマーは左側のみとなる
■頭部の製作
初号機の頭部は8パーツで構成されています。かなり小さいので、パーツ単位でパープルとシルバーグレーで塗装。エヴァグリーンの部分と目のイエローは筆塗りで仕上げています。
▲塗装を完了させた初号機の頭部。赤の細いラインは水性塗料を使用しての筆塗り
■初号機本体の完成!
塗装した頭部を機体に取り付けて、初号機の機体の完成です。このあと陽電子砲を組み合わせる際に、機体へのスミ入れとウエザリングを入れていきます。個人的な意見ですが、エヴァの機体は常にスタイリッシュな印象なので、今回ウエザリングは抑えめに、塗装の鮮やかさを活かした仕上げにしていくつもりです。
▲陽電子砲を構える迫力あるポーズの完成した初号機本体が完成。マーキングデカールはまだ貼っていない
■陽電子砲の製作開始!
初号機の製作&塗装に2日。エヴァ本体が完成したのでモチベーションもアップ! 大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲の製作も進めます。
エヴァ本体同様に、陽電子砲も塗装を考慮した分割となっているので、パーツ単位で組み上げていきます。
キットはノンスケールですが、陽電子砲は組み上げると全長360mmにもなり、エヴァと組み合わせせると迫力満点の仕上がりとなります。
▲銃身部分は左右分割のため下側に合わせ目が生じるので、研磨修正しておく
▲陽電子砲はエヴァ本体と同様に塗装を考慮したパーツ分割がなされている
▲トリガーを握る右手首は陽電子砲側に取り付ける。グリップ側の取り付けタブがしっかりしているので接着しなくても固定できる
▲仮組みした陽電子砲を完成した初号機と組み合わせてみた
▲全長が360mmもあるので迫力満点
■次回は陽電子砲の塗装を進めます
というわけで今回はここまで。完成した初号機は思っていた以上に雰囲気満点でカッコ良いです。陽電子砲も細かな塗分けが必要ですが、パーツ分割が巧みなので効率的に進められるでしょう。同時の初号機の細部仕上げ、スミ入れやマーキングも進めていきます。お楽しみに!

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<製作・写真・文/長谷川迷人>
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