■【ハンチング】面長は“ワンサイズ上げて整える” 、丸顔は“素材感でシャープさを”
ワカザワ:雑誌や街中で見かけるオシャレな人ってハンチングをよく被っている印象があるので試してみたいとは思うんですが、おじいちゃんっぽくならないか心配なんですよね…。
▲ボリュームのあるデザインを選ぶと面長さんは似合いやすい
室井さん:そんな時は、“ワンサイズ上げてアジャスターで調整”してください。パッと見だとどれも同じように見えるんですが、よく見てみると、深さがモノによって結構違うんです。少し深めのモノを選ぶとキャップのようにすっぽり被れて、シルエットも横に余裕が出るので“おじ見え”を避けられます。帽子の後ろ部分にアジャスターがあるので、ワンサイズ大きいモノでもフィットさせられます。被り心地も心配しなくて大丈夫。
▲カジュアルに被るなら後ろ被りもアリ
ヤマケン:確かに全然イメージ変わりますね。ツバを後ろにするのもいい感じ。これ、丸顔だとどうなんですか? 何度かトライしようとしたものの、公園で新聞読んでるおじいちゃん感が否めず…。
▲レザーを使用した素材感のあるハンチングでシャープな印象に
室井さん:例えば素材感で攻めてみるのもありかも知れませんね。レザータイプだと洗練された印象が生まれるので、丸顔さんでもシャープな雰囲気になりやすいと思います。使い込むほど馴染むので、“育てる楽しみ”があるのもポイントです。
■【ハット】ツバの角度と大きさをチェック
室井さん:面長さんは、“大きめサイズ”のモノや“ツバが横に広がっている”帽子を選ぶのがセオリーです。あとは、“ニット素材のハット”もオススメ。カジュアルな雰囲気が出るので、優しい印象になりやすいんです。この帽子、「メトロハット」という帽子なんですが、どうですか?
▲ニット素材を選べばカジュアルで柔らかな印象に。ツバの広がりもチェック
ワカザワ:すごく馴染むかも! ニットの柔らかさが輪郭を薄めてくれているってことなんでしょうか。
室井さん:そうですね。ツバがキレイに波打ってくれているのも一役買っている感じです。丸顔さんはツバが下向きで横に広がらない帽子がベストです。逆にツバが横へ広がるタイプは、顔の大きさが強調されやすいので注意しましょう。先ほどのベレー帽と同じように浅めに被っておでこを少し見せるのも良いですね。
ヤマケン:短め、浅めですね。面長さんとだいぶ印象が変わるなぁ。
■【キャップ】注目すべきはバイザー形状とクラウンの深さ
ワカザワ:我々と言えばキャップなんですけど、なんとなくで被っているだけ実はあまり分かっておらず…。似合っている雰囲気で被っているだけというか(笑)。フラットなツバが苦手で曲げてあるものをよく被っています。
▲元から曲がったモノだけでなく、フラットなバイザーも少し曲げて上げるだけで“載ってる”感が和らぐ
室井さん:それ、正解です。というのもフラットなバイザーのキャップは“眉上に縦の余白”が出るので、面長の方は特に縦が強調されがち。被ったときに“載っかっているだけ”という印象に見えやすいんです。なので、ワカザワさんが言う通り、ツバが軽く曲がっているものを選ぶと、頭に馴染みやすく綺麗に見えますよ。
ワカザワ:言語化できないだけで、なんとなく自分に合うキャップを選べてたんですね。良かったー(笑)
ヤマケン:逆に丸顔さんはツバがフラットなモノを選べば良いんですか? 他にはありますか?

▲浅めに被っておでこの縦のラインを意識
室井さん:クラウン(被るところ)が浅めのキャップを選ぶのも良いと思います。他の形の帽子と同じように、浅めに被ると縦のラインが生まれて似合いやすいですよ。
■【ニット帽】丸顔にはまさかの「ポンポン」!?
ワカザワ:最後にニット帽なんですが、最近流行りの少し長めの柄物に挑戦してみたい…んですが、似合わないですかね?
室井さん:いえいえ、長いニット帽でも被り方次第で面長さんでも十分似合いますよ! 例えば深めに被って、そこから余った部分を後ろへ軽く倒すとバランスが良くなります。逆にそのまま真っすぐ立てるように被ってしまうと、縦のラインが強調されてしまうので、注意しましょう。
▲面長はトップ部分をしっかり後ろに流すイメージ
ワカザワ:本当だ! 長いニット帽ってどう被っていいものなのか分からなかったのでこれは嬉しいですね。
ヤマケン:丸顔だとどうですかね? よくある折り返しが着いている帽子ばかり被っているので、なんかもう少し遊びがあるニット帽が欲しくて。
室井さん:なるほど。であれば、この“ポンポン”付きのなんてどうでしょう?実はポンポンで“縦のライン”が生まれるので、丸顔さんには相性が良いんです。小さめの“ポンポン”で、黒などの濃い色なら意外と可愛くなりすぎませんよ。
▲控えめなポンポンが丸顔にとって程よい縦のラインを生み出す
ヤマケン:え! かわいいけどすごい馴染んでる感じがする!
室井さん:素敵ですよ! 浅めに被ってもいいですし、耳が半分くらい隠れる程度に被ってもらっても大丈夫です。“ポンポン”って女性向けのイメージがありますが、ポンポンのサイズを抑えれば、実は男性にもオススメできるアイテムがあるんです。
■結論:自分の“顔型”を知れば、帽子選びはもっと自由になる

ワカザワ:改めてまとめますと、 面長は“横にボリューム”、丸顔は“縦のライン”。この基本だけでかなり選びやすくなりますね。今まで感覚で選んできましたけど、こうやって言語化するだけで、帽子選びが一気に楽しくなりますね。
ヤマケン:どんな帽子の形でも似合うモノがあるって知れたのはありがたい。これなら新しい帽子にも挑戦しやすい。
室井さん:気になるポイントをカバーするだけで、帽子はぐっと似合うようになります。ぜひ色々試して、自分らしい一着を見つけてください。
<取材・文/山口 健壱 協力/CA4LA>
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