【初心者でも失敗しない】大人の香水選びを香りのプロに聞いてみた

■甘い香りが好きなら、その方向で選んでいい

「バニラのような甘い香りを男性がつけるのは難しいのでは…?」と思うかもしれませんが、実は甘い系の香水は男性でもOK。

▲BOND NO.9 NEW YORK(ボンド ナンバーナイン)「ボンド ナンバーナイン グリニッジヴィレッジ オードパルファム 100ml」(7万840円)/フルーティな立ち上がりからフローラル、そしてバニラの甘さへ移ろい、自分らしさを楽しめる香り

存在感が強めですが、好みに合うなら無理に避ける必要はありません。量を少し控えめにするだけで心地よくまとまり、“自分らしい香り”として楽しめます。

▲MATIERE PREMIERE(マティエール プルミエール)「ラディカル ローズ オードパルファム 100ml」(4万370円)/濃密なセンティフォリアローズにスパイスとパチョリの深みが重なり、明るさとダークさを併せ持つ香り

■つける量は「最大2プッシュ」。おへその左右がちょうどいい

香水の扱いで初心者がもっともつまずきやすいのが“量”です。「手首につけて首筋に叩く」付け方がよく知られていますが、香りが鼻の近くに集まりやすく、自分にも周囲にも強く感じられることがあります。

おすすめのつけ方は、おへその左右あたりの素肌につける方法。距離を15~20cmほど離して軽く一吹きずつ。最大でも2プッシュに抑えると、服の隙間からふんわり上へ抜けて、やさしい香り方になります。

また、香りがどれくらい続くかで、つけ足しのタイミングも変わります。香水は種類(濃度)によって、香りが続く時間が異なります。香りの続き方はおおまかに次のようなイメージ。

  • 軽いタイプ(オーデコロンなど):2時間前後
  • 中間のタイプ(オードトワレ):3時間前後
  • しっかり続くタイプ(オードパルファム):4〜5時間ほど

自分が香りを感じにくくなるのは“慣れ”によるもので、実際にはまだ周囲に香っています。なので付け足しを行う場合は、上記を参考に付け足しを行うと良いでしょう。

■紙ではなく、必ず肌で試す

▲香水売り場に置いてある紙をムエッター(試香紙)と良い、香りを試す際に使用する

香水選びで最も大切なのは、ムエッター(試香紙)だけで決めないことです。香水は体温に触れることで、香りがゆっくり変化していき大きく3段階に分けられます。

  • トップ:つけた直後に立ち上がる明るい香り
  • ミドル:数分〜数十分すると出てくる柔らかな香り
  • ラスト:時間が経って肌になじむ落ち着いた香り

▲手首に1~2プッシュほどして肌なじみを確認する

紙の上ではこの“移り変わり”がわかりにくく、肌にのせたときと大きく印象が変わることがあります。そのため、気になった香りは必ず肌につけ、時間の経過ごとにどう変化するかを確認することが欠かせません。

* * *

清潔感のある香りを入口にし、紙だけで決めず必ず肌にのせて変化を確かめる。つける場所と量を控えめにし、種類ごとの持続時間も目安として知っておく。そして、自分が使いたい場面をイメージしながら、生活に自然になじむかを判断する。

この流れを押さえれば、香水に慎重になりがちな今の時代でも、自分にとって無理のない1本に出会えます。

>> 【特集】大人のご褒美ギフト

<取材・文/山口 健壱 協力/阪急メンズ東京

 

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