クアッドカメラは広角(1億800万画素)+超広角(1200万画素)+望遠3倍(1000万画素)+望遠10倍(1000万画素)という構成。S22よりもスペックが高く、デジタルズームとの組み合わせで最大100倍まで撮影できることも利点です。
いろいろ倍率を変えて撮ってみましたが、30倍くらいまではほとんど画質が粗くならず、日常的に使えるように感じました。最大の100倍にするとさすがに粗くなりますが、遠くのある物を確認したいときなどに重宝しそうです。
▲超広角で撮影
▲広角で撮影
▲望遠(光学3倍)で撮影
▲望遠(光学10倍)で撮影
▲30倍で撮影
▲100倍で撮影
▲高倍率で撮影する場合に、ガイドが表示され、手ぶれ補正が有効になるのも便利
撮影シチュエーションに関係なく、どのレンズを使ってもきれいに撮れる印象で、インカメラも4000万画素で、高画質で撮れます。カメラ性能は、あらゆるスマホの中でトップクラスと評価できそうです。
▲超広角で撮影
▲背景ボケはコントロール可能
▲夜景は驚くほどシャープな画質で撮れる
CPUにはS22と同じくSnapdragon 8 Gen 1(最大2.9GHz)。RAMはS22よりも多い12GB。サクサクとストレスなく操作できたことは言うまでもありません。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、ヘビーに使う人でも余裕で1日は持ちそうです。
Galaxyは、折り曲げる「Galaxy Z Fold3」を最上位に据えていますが、カメラの性能やSペン内蔵という利便性ではS22 Ultraに軍配が上がります。「スマホは曲がらなくてもいい」と言う人には最高の選択肢となるでしょう。
■ミッドレンジのA53 5GとM23 5Gもかなり高性能
ドコモ、au、UQ mobileから発売されるGalaxy A53 5Gは、6.5インチの有機ELディスプレイを搭載するミッドレンジモデル。しかし、120Hzのリフレッシュレートに対応し、6400万画素をメインとするクアッドカメラを搭載するなど、ハイスペックモデルに近い性能を備えています。
▲Galaxy A53 5Gは、Sシリーズよりもスペックは低いが、普段使いには十分すぎる機能とスペックを備えたミドルハイ仕様
▲カラバリは左からオーサムホワイト、オーサムブルー、オーサムブラックの3色
サムスン電子ジャパンが初めてオープンマーケットで発売するGalaxy M23 5Gは6.6インチの液晶ディススプレイを搭載。CPUがSnapdragon 750Gで、RAMは6GBというミドルハイ仕様。5000万画素をメインとするトリプルカメラを備えています。約4万円という買い得感のある価格なので、MVNOのユーザーは検討する価値がありそうです。
▲Galaxy M23 5Gはシンプルなデザインで、5000mAhの大容量バッテリーを搭載していることも魅力
▲カラバリはディープグリーン(左)とライトブルー(右)の2色
>> Galaxy
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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