10万円超のコンパクトスマホ「BALMUDA Phone」が表現するバルミューダらしさとは

扇風機やトースター、最近ではコーヒーメーカーなど、ちょっと高いけど使いたくなる唯一無二の家電が人気のバルミューダがスマホを発表しました。

その名はズバリ「BALMUDA Phone」で、11月26日に発売されます。国内キャリアではソフトバンクだけが取り扱い、価格は14万3280円(「新トクするサポート」利用時の実質負担額は7万1620円)。バルミューダが直販するSIMフリーモデルもあり、そちらは10万4800円です。なお、ソフトバンク版もSIMロックはかかっておらず、ソフトバンクのアプリがプリインストールされていることを除けば、スペックは共通しているのこと。

 

■曲線だけでデザインされた理由

BALMUDA Phoneは、IT機器やそれに関するサービスを展開する新ブランド「BALMUDA Technology」の第1弾プロダクト。代表取締役社長の寺尾玄氏が十数年ぶりにチーフデザイナーとして、一からデザインを手掛けたという力が入った製品です。発表会では、「創業時に本当に作りたかったのはパソコンだった」など、スマホ開発への熱い思いが語られました。

▲11月16日に開催された発表会でプレゼンテーションを行った。バルミューダ代表取締役社長の寺尾玄氏

どれも同じ見える画一的なスマホ市場に違和感を抱いていたという寺尾氏。多くのメーカーが大画面ディスプレイと高性能カメラを搭載する大きなスマホをリリースしていく中、バルミューダが発表したのは、手のひらに収まるコンパクトなスマホ。ディスプレイサイズは4.9インチで、背面カメラは1基のみという潔さ。

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