もっと手軽に生成AIを使ってみたい!ならばOPPOの4万円台新スマホがいいかも

■画像生成や編集機能も簡単で楽しい

ユニークな画像生成を楽しめる「AI Studio」も搭載。人物写真をアレンジできる「AIポートレート」、写真をアニメ風や絵画調に変えたりできる「AIリイメージ」、そして静止画を短い動画に変える「AIモーション」を利用可能。

▲両モデルにプリインストールされている「AI Studio」

「AIポートレート」を試してみましたが、生成にかかった時間は1分程度。見栄えよく仕上がるので、プロフィールアイコンの作成に役立ちそう。人だけでなく犬や猫の画像でも楽しめるそうです。

▲「AIポートレート」は多彩なテンプレートから選択し、自撮りした写真などを変換できる

▲生成の待ち時間がそんなに長くないので、遊ぶ感覚で楽しめそうだ

OPPO独自の画像管理アプリ「ギャラリー」にも、AIを用いた画像編集機能が用意されています。「AI消しゴム」「AI反射除去」「AI鮮明度強化」「AIぼけ除去」を利用でき、被写体を切り抜いて他の画像に合成する「AIクリッピング」も楽しめます。なお、これらの機能は、OPPOのスマホで撮った画像だけでなく、ほかのスマホやデジカメで撮って「ギャラリー」に移した画像でも使えます。

▲「AI消しゴム 2.0」は消したいものの抽出が的確

▲消した部分にナチュラルな背景が生成された

▲「AI反射除去」を試してみた

▲本来の写真の雰囲気を変えずに、反射が弱められた

これらの機能の多くは、Android標準の「フォト」アプリでも利用できます。なので、どちらを使うべきかは悩ましいところですが、筆者としては、OPPOの「ギャラリー」のほうが操作がシンプルに感じました。発表会のわずかな時間で使いこなせたわけですから。特に「AI消しゴム」は「2.0」にバージョンアップしたとあって、非常にきれいに消されて、自然に見えるように生成されました。

 

■OPPO Reno14のAI機能をチェック!

OPPO Reno14では、OPPO Reno13 Aで使えるAI機能はすべて利用可能。さらに、写真の理想的な構図が提案される「AI再構成」、グループ写真を撮って誰かが目をつぶっていたりしたときに、過去に撮影した写真などからベストな表情に変換される「AIパーフェクトショット」といった機能も利用可能。また、AIを用いた翻訳機能を搭載し、リアルタイム翻訳を利用できます。

▲「AIパーフェクトショット」のイメージ

▲高性能な「翻訳」アプリもプリインストールされており、海外渡航時などに役立ちそうだ

なお、両モデルはグーグルの「Gemini」「かこって検索」「編集マジック」などのAI機能にも対応しています。ただ「Gemini」が利用できるだけでなく、OPPO純正の「メモ」「カレンダー」「時計」といったアプリとも連携できるように準備が進められているとのこと。

 

■Reno14はおサイフ非対応なので要注意!

両モデルは「AIに興味はあるが、使ったことがない」「なんとなく難しそう」と思っている人には、第一歩として良い選択になりそう。利用できるAI機能の差はさほど大きくないので、どちらを選ぶべきかを迷う人もいるでしょう。そこで、両モデルの主要スペックをまとめてみました。

▼OPPO Reno13 A
ディスプレイ:約6.7インチ(2400×1080)
アウトカメラ:広角(約5000万画素)+超広角(約800万画素)+マクロ(約200万画素)
インカメラ:約3200万画素
CPU:Snapdragon 6 Gen 1(最大2.2GHz)
RAM/ROM:8GB/128GB
バッテリー容量:5800mAh
防水/防塵:IPX8・X9/IP6X
おサイフケータイ:対応
eSIM:対応

▼OPPO Reno14 5G
ディスプレイ:約6.6インチ(2760×1256)
アウトカメラ:広角(約5000万画素)+望遠(約5000万画素)+超広角(約800万画素)
インカメラ:約5000万画素
CPU:MediaTek Dimensity 8350(最大3.35GHz)
RAM/ROM:12GB/256GB
バッテリー容量:6000mAh
防水/防塵:IPX8・X9/IP6X
おサイフケータイ:非対応
eSIM:対応

例えば、現在OPPOのミッドレンジやエントリーモデルを使っていて、もっとスマホを活用したい! と思っているのであれば、基本性能が高く、カメラのスペックも高いOPPO Reno14 5Gがおすすめ。ですが、おサイフケータイには対応していないので注意が必要。おサイフケータイが必須の人や、コスパを最重視するのであればOPPO Reno13 Aを選ぶのが賢明です。

>> OPPO

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

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