キャッシュレス派の最適解。池之端銀革店の技が詰まった薄さ1.5cmの革財布

サイズは約10×8.5×1〜1.5cmと、ほぼ名刺と同等のコンパクトさ。最厚部でも約1.5cmに収まる薄さには、思わず驚かされます。

とはいえ、その小ささからは想像できない収納力を備えているのがポイント。カードポケットを3カ所備えるほか、ガバッとスクエア状に開くコインポケット、さらに紙幣入れも配置。ミニマムな見た目ながら、日常使いに必要なものはしっかり収まる設計です。

本体のメイン素材には、イタリアの名門タンナー、バダラッシィ・カルロ社がバケッタ製法で仕上げたプエブロレザーを採用。表面を擦ったレザーに真鍮ブラシをかけることで毛羽立たせた、白っぽくマットな表情が特徴です。

使い始めはややざらりとした手触りですが、使い込むにつれて表面の毛が徐々に寝ていき、スムースレザーのような滑らかな質感へと変化。あわせて色味にも深みが増し、表情はより豊かになっていきます。時間を重ねることで風合いが育っていく、その変化こそがプエブロレザーならではの魅力と言えるでしょう。

細かな工夫も随所に見られます。たとえば大容量のコインポケットは、収納時の膨らみを想定し、ホックの位置をあえてずらして設計。中身を入れたときに自然と収まりのいい形になるよう配慮されています。

また、使用する金具はホックのみとし、ファスナーを使わない構成にすることで、故障のリスクを抑えている点もポイント。日常的に使うアイテムだからこそ、こうしたさりげない工夫が使いやすさにつながっています。

カラーは、定番のブラックやネイビー、キャメルといった落ち着いた色合いに加え、明るさのあるフォレスト、そして限定色のアッシュまで全5色をラインアップ。いずれもプエブロレザーならではの経年変化が楽しめるカラーです。

1点1点、職人の手作業によって仕上げられるミニウォレットは、使い込むほどに表情が深まる存在。年末年始のギフトとしてはもちろん、新しい年を迎えるタイミングで手元のアイテムを更新する一本として選ぶのも良さそうです。

>> 池之端銀革店

<文/GoodsPress Web>

 

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