
本体上部には再生、停止、早送り、巻き戻し、録音といった操作ボタンを配置。サイドにはボリュームコントロールや各種ジャック類がまとめられています。
フロント部分には印象的な丸窓が設けられており、ゆっくりと回転するリールの動きを眺められるのも、カセットプレイヤーならではの醍醐味です。

対応するカセットはType I(ノーマル)からType IV(メタル)までのすべてのコンパクトカセット。2トラック・ステレオでの再生が可能です。
加えて、ワイヤレス接続や充電式バッテリーといった現代的な機能も搭載し、日常使いのしやすさにも配慮されています。

ワイヤレス接続はBluetooth 5.1に対応しており、ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーとペアリングして音楽を楽しむことができます。サイドには3.5mmジャックも備えているため、有線イヤホンでのリスニングにも対応しています。

連続再生時間は約10〜12時間。付属のUSB-Cケーブルで充電でき、フル充電まではおよそ4〜5時間です(ACアダプターは別途用意が必要)。充電状況は本体上部のインジケーターランプで確認できます。
また、ステレオ録音に対応した録音機能も搭載。サイドに備えた録音ジャック(3.5mm RCAプラグ)を使えば、スマホやタブレットなど外部機器の音源を直接カセットに録音でき、自分だけのミックステープを作ることも可能です。
そのほかの主なスペックは、再生周波数特性が30Hz〜12500Hz(Type Iカセット使用時)、S/N比は50dB。ヘッドホン出力は2×2mW(32Ω負荷時)で、ワウ・フラッターは0.2%(標準値)となっています。

カラーバリエーションは、通常モデルのグレー、オレンジ、ブルーに加え、限定カラー(一部販路限定)のブラック&イエロー、ピンク&グリーンを含む全5色展開。
さらに、テープが飛び出してしまった際に使える鉛筆型のカセット巻き戻しツールが付属するなど、細部にまで遊び心が感じられるのもポイントです。
ただ音楽を再生するだけでなく、カセットテープ全盛期のレトロな空気感や操作の楽しさまで含めて味わいたい人にとって、心をくすぐられる一台といえるでしょう。
<文/GoodsPress Web>
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