ポータブル電源持ってソロキャンプ&ワーケーションしてみたら最高だった!

このところ注目アイテムとなっている「ポータブル電源」。災害時の電源確保のためだけでなく、最近はキャンプ場で電化製品を使うためとしても人気です。

夏のキャンプなら扇風機や電気クーラーボックス、冬のキャンプなら暖房器具が使えて、もちろんスマホの充電だってできる。ポータブル電源の登場によって便利&快適にキャンプできることも、昨今のキャンプブームの追い風になっているのかもしれません。

とはいえ、ポータブル電源はさまざまなメーカーから発売されていて、どれを選べばいいのか分からないですよね。

そこで、パワーオーク「BLUETTI(ブルーティ) EB70」(5万3584円~ 12/20現在)を最近買ったという男性の利用方法を見てみましょう。年に何度かソロキャンプに行くというこの男性。いろいろと吟味した結果、このモデルを選んだんだとか。そこにはちゃんと理由があったんです。

 

■自宅でも活躍!

コロナで在宅勤務になって早半年以上が過ぎた。月に何度かは出社してるけど、気付けばほとんどの業務を自宅でもできるように。

ちなみに在宅時の仕事場はテーブル。ここでPCを開いて作業したり電話したりしている。

このテーブル上に最近加わったのがポータブル電源、パワーオーク「BLUETTI EB70」。趣味のキャンプに使おうと思ったのが一番の目的なんだけど、よくよく考えたら家でも使えるよねと気付いた。

たまに気分転換に、自宅でもキャンプ用のテーブルやチェアを出してきて仕事をすることがあるんだけど、そんな時もこの「BLUETTI EB70」をテーブル横に置いておけば、いちいち延長コードとか使わなくてもPCにもスマホにも給電できる。

だから常にテーブルの上に。災害時などにすぐに使えるようにという意味もあるんだけど、取りやすい場所に置いておけば、いつでもすぐに使えるからね。

ちなみにこの「BLUETTI EB70」、とにかく機能的なのがお気に入り。最大200Wで充電できるからフル充電でも4時間もかからずに済む。スペックによると最速約3.75時間でフル充電できるとか。716Wh(約19万3000mAh)という超大容量なのに、そんなに早く充電できるのはかなり大きい。

そして11月下旬にひさびさに行ったキャンプでも大活躍してくれた! 実はそれまでキャンプに行くのは我慢していたんだけど、「BLUETTI EB70」も買ったことだし、せっかくなら空いている平日にキャンプ場でワーケーションしてみようかと思い、その時に連れて行ったんだ。

 

■キャンプ場でワーケーション

さすがに寒くなってきたので、冬キャンプの装備に。ポータブル電源も、サイズが320×217×222mmとそこまで大きいわけじゃないから、まったく問題なし。

到着したら、まずはテント設営。平日で人が少ないから、好きに場所を選べるのはうれしいよね。なるべく日当たりのいい場所に、サクッと自分の基地を構築。

やっぱりキャンプはいい! 毎日自宅で過ごしていると、どうしても気が滅入ってしまうことがあるんだけど、太陽の下で自然に囲まれるだけで気分は変わる。こんなところで仕事したら、いいアイデアも出そうだぞ(笑)。

ちなみにこの「BLUETTI EB70」、リン酸鉄リチウムでできたバッテリーを使っているらしく、なんと-20℃でも電源供給ができる。まさにキャンプ向き! しかもこのリン酸鉄リチウムは放電中の電圧変化が小さいことから、安定給電を可能にしているとか。他にも“エコモード”が搭載されていて、ONにしておくと、AC電源の出力が20W以下で4時間経つと、自動的にOFFになる。使ってないのに気付けば減っていた、なんてことがないのは助かる。この機能は家でも役立ってくれている。

設営が完了したら、まずはコーヒーを淹れて、テーブルの上に「BLUETTI EB70」を置いたら仕事開始!

仕事で使っているPCは結構電源を食うタイプなんだけど、「BLUETTI EB70」のUSB-CポートはPD(パワーデリバリー)対応で最大100Wだから、そこから給電。100Wまでいけるってことは、ほとんどのノートPCに給電できるよね。そして、この日のために用意した電気毛布も出動! この電気毛布に必要な電力は定格出力75W。定格700Wまでいける「BLUETTI EB70」なら余裕。いやー快適! これは快適すぎる!

会社のオンラインミーティングにキャンプ場から参加したら、行くことを知らなかった同僚からは「どこにいるんだよ!」ってツッコまれたけど、すごく羨ましがってたな(笑)。あ、ちなみにちゃんと上司には許可を得ましたよ。

そうそう、この「BLUETTI EB70」はソーラーパネルでも給電できるんだ。同メーカーの「BLUETTI SP120」は、なんでも転換率23%という高効率パネルらしく、いざという時のことも考えて一緒に購入しておいた。今回は外での初稼働ということもあり試しに使ってみたんだけど、しっかり給電してくれている。なんか自分が太陽光発電を利用しているって不思議な気分。

パネルは折り畳めるから、コンパクトに持ち歩けるのもポイント。そもそも大容量だから、キャンプならポータブル電源だけで十分かもしれないけど、災害時を考えるとソーラーパネルがあるのは安心。ちゃんと給電してくれることも確認できたし、これでいざという時も大丈夫だぞ。

遅い昼食は、キャンプ場近くの市場で買った魚介類をふんだんに使った海鮮丼と手抜きアラ汁! んー旨い! せっかくワーケーションで海の近くに来たんなら、やっぱりその土地のおいしいモノを食べたいよね。そうそう、「BLUETTI EB70」は天面がワイヤレス充電に対応しているから、キャンプ場では常にスマホ置き場にしてました。いや、家でもスマホ置き場になってるな。ケーブルが増えることなく、最も電池切れを避けたいスマホを充電できるのは助かる!

 

■夜もぽかぽかでぐっすり!

そして夜。

日が落ちて一気に寒くなった。もちろん着込んだりはするんだけど、それでも動かないから寒い。去年、冬キャンプをした時は本当に凍えてしまって、薪ストーブを導入するか、それとも冬キャンプはやめようかとかも考えたんだけど、「BLUETTI EB70」をネットで見つけた時に「ポータブル電源があれば手軽に冬キャンプできるかも」と思ったんだよね。

その予想は的中。下からブランケット、マット、ホットカーペット、寝袋、電気毛布と重ねて寝たんだけど、あったかいのなんのって。いろいろ調べたらホットカーペットって意外と電気を食う。もちろん広さによっても変わってくるんだけど、今回は1.5畳のモノを用意。定格消費電力が370Wだから、電気毛布の75Wと合わせて445W。これにスマホとPCの充電を入れても、「BLUETTI EB70」の定格出力電力700Wなら余裕。例えば同じホットカーペットで2畳用だと500Wだから、ふたりでキャンプという時にもホットカーペット+電気毛布ふたつでもOKってこと。このパワフルさは安心だわ。しかもたくさん使ってしまったとしても、昼間にソーラーパネルで充電だってできるしね。

そうそう、前面にはLEDライトも付いてます。今回はキャンプということもありライト類は持っていっていたので使うことはなかったけど、被災時には助けてくれそう。

まぁとにかくぽかぽかでぐっすり眠れました。

 

■車中泊でも活躍間違いなし!

いやー、ポータブル電源があるだけでこんなに快適になるとは思ってもいなかった。以前は、キャンプに電源なんて…って思ってたんだけど、これはこれでアリでしょ。外で仕事するのも気分転換になるし。通信状況が問題ないところなら、余裕で仕事ができたことは収穫だったかも。これ別に冬だけじゃなく、夏場に電気クーラーボックスや扇風機用として持っていってもいいよね。今はまだソロキャンプだけど、そのうちグループキャンプもできるようになったら、参加者みんなのスマホ充電用としても活躍してくれそう。

そして車中泊にも使える点も重要。カーソケットからも充電できるし、夏も冬も快適に車中泊できそうだ。

ここ数年、大きな災害が増えてきて、さすがに何か備えておいた方がいいかなと思っていたんだけど、パワフルで使い勝手がいいポータブル電源があると安心で、そして快適に過ごせると分かったことはかなり大きい。いざという時も使いたいモノはやっぱり電気が必要なものばかり。これまではモバイルバッテリーがあればなんとかなるでしょと思っていたけど、「BLUETTI EB70」があれば数日間は余裕でなんとかなりそう。しかもUSBでなくコンセントが必要な電化製品を使えるという安心感は大きい。ポータブル電源を導入するってことは、この安心感を得るという意味もあるのかもしれない。

>> パワーオーク「BLUETTI EB70」(CAMPFIRE)

 

※カリマーの中綿カーディガン/1万9800円、パンツ/1万4300円(カリマーインターナショナル)

<文/円道秀和(&GP)、写真/田口陽介>

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