人気のワケを乗って実感!ANCHORの新型クロスバイクは驚きのハイコスパ!

最近、注目を集めている“クロスバイク”。真っすぐのバーハンドルを備えるスポーツ自転車で、本格的な仕様なのに手頃な価格ということから人気です。各メーカーから多くのクロスバイクが発売されていますが、スポーツ自転車に触れたことがない人にとっては、どう選べばいいのか難しい。

そこで、都内在住のある男性が先日購入したモデルから、クロスバイクの選び方を見てみましょう。スポーツ自転車は初めてで、これまではママチャリしか乗っていなかったという彼の、クロスバイクを買った理由と、選んだモデルの決め手には、意外と知られていないスポーツ自転車ならではのポイントがありました。

 

■週末のロングライドで運動不足解消!

先月、自転車を新調してからは週末サイクリングが楽しみのひとつになった。川沿いのサイクリングロードを走るのは本当に気持ちいいんだ。いつも10kmや20km、調子がいいときはもっと先まで走ってる。こんなことなら、もっと早くスポーツ自転車にすればよかった…。

実は昨年のコロナによるステイホーム期間で、明らかな運動不足に。出社が始まってからもなんだか体が重く、やっぱり運動しなきゃなと考えて思い浮かんだのが“自転車”だった。電車に乗らずに遠くまで行けるし、楽しく体を動かせそうだから。

そう思い立って自転車屋さんに行ってはみたはいいけれど、あまりにたくさんありすぎてどれを選べばいいのやら。そこで店員さんに「スポーツ自転車は初めて」「週末に片道10kmぐらい走りたい」という希望を伝えて相談してみたら、いくつかオススメされた。その中から選んだのが、昨年12月に発売されたばかりのANCHOR(アンカー)「RL1」機械式ブレーキモデル:5万7000円/税別)だ。

 

▼決め手① 信頼できるブランド

日本メーカーであるブリヂストンサイクルの本格スポーツバイクブランド「アンカー」が満を持してリリースしたクロスバイクなだけあって、走行性能はばっちりです。

スポーツ自転車は初めてだから、日本メーカーという安心感が決め手のひとつ。それにこのフレーム! 弓なりの形状は本格ライダーが乗るようなアンカー上位モデルのコンセプトを受け継いでいるモノだそう。プロの世界でも活躍しているブランドが、6万円ちょっとで手に入るのはうれしい。

それと走ってみて地味に助かったのがタイヤの太さ。ロードバイクよりはちょっと太めらしいんだけど、このおかげで小さな段差とかなら、さほど気にせず乗り越えられるんだ。

 

▼決め手② 街なかでも問題なし

タイヤが太めだと断面積が大きくなり、段差を通る際にホイールまで達する可能性が少なくなります。それにこのサイズは、スピードと安定感のバランスをとった、街なかで扱いやすいタイヤサイズですね。

街なかを走っていると、やっぱり段差は避けて通れない。だからこそちょっと太めのタイヤってのは助かる。でも店員さんに「なるべくゆっくりと通るようにしてくださいね」って言われたから、気をつけるようにはしてる。

そして最大の決め手だったのが装備! 店員さんに教えてもらって初めて知ったんだけど、実はスポーツ自転車って何も付いていないのが普通なんだって。

 

▼決め手③ 充実の装備

この「RL1」はスタンドと鍵とライトが標準装備です。これってクロスバイクでは珍しいんですよ。

これまではママチャリしか乗っていなかったから、付いているのが当たり前だと思っていたけれど、多くのスポーツ自転車はスタンドも鍵もライトも別途購入する必要があるんだそう。これらを買うとなると5000円~1万円程度はかかるとか。自転車を決めた後の思わぬ出費に驚く人も多いらしい。そりゃそうだよね。

サイクリング途中の休憩でもコンビニに寄った時も、スタンドがあると助かるし、ライトはもちろん鍵だって必需品。しかも鍵はしっかりしたワイヤーロック。これが自転車の価格に含まれてるというのはお財布的にもありがたい。

 

■自転車通勤にもぴったり!

「RL1」に乗り出してちょっとした頃から、週3日の出勤日に自転車通勤を始めたんだ。会社までは片道約13km。途中に坂道はあるし、街なかだけを走るんだけど、週末の30km以上のロングライドをやってみて「これは通勤でもいける」と思って。走りはスムーズだし、長距離も苦にならない。乗り心地はもちろん、なにより乗っていて気持ちがイイ!

 

▼決め手④ ディスクブレーキ付き

この価格でディスクブレーキ付き! さらにギアなど駆動系パーツもすべてシマノという本格仕様です。

ディスクブレーキは雨の時も高い制動力を発揮するんだとか。となると、自転車通勤の帰りなどに雨が降ってきた時も安心だ。それにブレーキやギアがシマノというのもイイ! 自転車に詳しくなくてもシマノのパーツが世界中の有名自転車メーカーやプロ用ロードバイクで使われていることぐらいは知ってたからね。

日本の自転車ブランドと日本のパーツブランド。初めて乗る身としては、何かあった時が心配になるから、そういう意味でも安心感があるのは結構重要な決め手だったかも。

そうそう、自転車通勤しようと思った大きな理由はもうひとつ。

 

▼決め手⑤ 3年間の盗難補償

それは、盗難補償(※)付きだということ。自転車通勤となると、どうしても自転車から離れる時間が増えてしまう。ちゃんと駐輪場に置くし、鍵も掛けるんだけどやっぱり心配。行き帰りにちょっと買い物とかでどこかに立ち寄ることもある。何もないのが一番だけど、もし何かあった時のことを考えると、3年間の補償が付いているのは本当に助かる。それも自転車の価格に込みなんだ!

※万が一盗難に遭った場合、盗難された自転車と同一車種を3000円(税別)で購入できる補償制度

「RL1」に乗り始めてから、毎週末だけじゃなく平日にも密を避けて体を動かせるようになったのは本当に大きい。運動不足も解消できたし、なによりごはんがおいしい(笑)。

お店で紹介されたときに、店員さんが「昨年12月の発売以来、とにかく人気なんですよ」と言っていたんだけど、その理由は乗ってみてよく分かった。自分のようにママチャリしか乗ったことがない人でも安心して乗り換えられる工夫がたくさんあって、走りは軽快! これは誰かに勧めたくなるわ。

>> ブリヂストン アンカー「RL1」

[サイズ]
420mm/470mm/520mm
[カラー]
オーシャンネイビー/ストーングレー/フォレストカーキ/ヘイズホワイト
[価格]
油圧式ディスクブレーキモデル 6万円(税別)
機械式ディスクブレーキモデル:5万7000円(税別)

 

<文/円道秀和(&GP) 写真/下城英悟 スタイリング/宇田川雄一 モデル/dicekay>

※[週末シーン]カリマーのシェルジャケット/1万7600円、パンツ/1万4300円(カリマーインターナショナル)、バッハのバッグ/4950円(バーリオ)[通勤シーン]ティラックのシェルジャケット/7万4800円、ルンゲのスニーカー/3万3000円(バーリオ)、ザ・スーツカンパニーのスラックス/7480円(ザ・スーツカンパニー 銀座本店)
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