【アウディ A5試乗】峠から都会まで余裕の走り。成熟した大人のためのクーペ

いきなり昔話で恐縮ですが、今振り返ってみると、いわゆる“バブル”の時代ーー1980年代後半から株高の余韻が続いた'90年代にかけてーーは、クルマ好きにとって酒池肉林(!?)の時期でしたね。

オヤジ向けの高級セダンはもとより、一方で“若者に人気!”の称号を得るべく、本格スポーツカーやラリー向けのベースカー、2ドアクーペにハッチバック、はたまた軽自動車に至るまで、ありとあらゆるバリエーションが試され、商品化された時代でした。

ヨーロッパ車好きのクルマ通は「クーペは成熟した大人のモノ」と苦言を呈したりもしていましたが、「スポーティなクーペは若者のもの」と思っていた人も多かったのではないでしょうか? 実際、スタイリッシュな2ドアモデルは“デートカー”としてよく売れていましたし…。

そんなバブル期に“ブイブイいわせていた”(!?)若者たちも、今ではすっかり“ちょいワルオヤジ”(死語)。百花繚乱のSUVもいいけれど、少しばかり食傷気味。ここは大人のテイストで…と考えた時に、昔取ったなんとやらでスタイリッシュなクーペに目が向こうというもの。スバリ、アウディの「A5」シリーズはいかがでしょう?

アウディ A5のステアリングはマグネシウム製!

この記事のタイトルとURLをコピーする