【ジープ コンパス試乗】日本市場にちょうどいい!“泥臭くないジープ”の乗り味が激変

ブランドとは、一朝一夕で確立されるものではない。むしろ、歴史が作り上げるといった方がいいだろう。

いくら技術があっても、ブランディングに力を入れたとしても、例え高級感を印象づけて高いプライスタグを掲げたとしても、消費者を納得させられるだけの優れた品質と存在感を、継続して提供し続けなければブランドにはなりえないのだ。一方で、ブランドを沈没させないためには、守るだけではいけない。進化し続けなければ時代に取り残されてしまう。

ジープは、自動車界において最も確立されたブランドのひとつだ。とはいえジープの歴史は、自動車ブランドとしては決して長いわけではない。ルーツとなる軍用車両の開発がスタートしたのは、1940年のこと。つまり、わずか80年弱の歴史しか持ち得ていないのだ。

にもかかわらず、ジープの知名度はとても高い。20年ほど前にSUVという呼び名が広まるまでは、ジープはクロスカントリータイプの4輪駆動車全般の代名詞であり、“ジープタイプ”という呼び名が一般にも通用していたほどだ。

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