【フォード エクスプローラー試乗】見た目は武骨でパワフル。でも乗り味は紳士!

フォード「エクスプローラー」。1990年のデビュー以来、アメリカンSUVの人気モデルとして日本でも支持を集めるモデルです。初代は4L V6 OHV、1995年の2代めは当初4L V6 OHVでしたが1997年モデルから4L V6 SOHCエンジンに変更され、2000年の3代めは4L V6 SOHCと4.6L V8 SOHCエンジン搭載車が日本に導入されました。

エクスプローラーに大きな変化が起こったのは2010年(日本導入は2011年)。4代めとなる現行型へのフルモデルチェンジでした。ラダーフレーム構造からモノコックボディになり、4WD以外に2WD(FF)も登場したのです。

4WDに搭載されるエンジンは3.5L V6ですが、FFには“Eco Boost”と呼ばれる2L直列4気筒直噴ターボを搭載。車重2tを超える大型SUVをターボが付いているとはいえ2Lのエンジンで動かそうというのですから。その発想にビックリしたものです。だってかつては4Lや4.6Lのエンジンを積んでいたモデルですよ。半分以下のサイズのエンジンで納得のいく走りができるのか……。

ところがそんな心配は杞憂に終わりました。フォード渾身のEco Boostエンジンは最高出力170kW(243ps)、最大トルク366N・m(37.3kg-m)と3.5L V6に引けを取らないパワーを発生。エクスプローラーの巨体を軽々と動かしました。

ディーラーで試乗した人もEco Boostの威力に衝撃を受けたに違いありません。日本でエクスプローラーを選ぶ人のうち、実に67%がEco Boost搭載モデルを選んだと言うのですから。SUVでも街乗り派の人が増えどのモデルもFFが売れているとはいえ、この数字にはビックリです。

■Eco Boostエンジンがパワーアップ!

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