手のひらサイズのマルチツール「PockeTool 2.0」はプレートツールの進化形だ!

【男前マルチツールの世界】

マルチツール。それは、手に収まるほどのコンパクトなボディにさまざまな道具を詰め込んだ“ハンドツール”。とかく専用ツールに比べ「間に合わせ」と思われがちですが、そこにはマルチツールだからこそ味わえる奥深い世界が存在します。

そんなマルチツールの男前な魅力を紹介する連載第13回は「PockeTool 2.0」(4980円)です。従来のプレートツールとは一線を画すナイフ付の折り畳みプレートツールで、主にボルトやネジを締めたり緩めたりするレンチの機能を有した計30種のマルチツールになります。

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「PockeTool 2.0」は最初にクラウドファンディングのプロジェクトで登場しました。キャッチコピーは“これ一つで無人島制覇!カード型30in1マルチツール”というものでした。テレビ番組でも無人島でのサバイバルや脱出ものは定番となっていますからね。この手の番組が好きな人は思わず食指が動いてしまうものかもしれません。無人島を制覇できるかはさておき、プレートツールの新たな方向性を示したものとしてご紹介します。

プレートツールとは、ステンレスなどの鋼板を打ち抜いて作られたマルチツールで、主にキーホルダーサイズやカード型のものが一般的です。携帯性に優れ、財布や鍵束に収納したり取り付けたりできるアイテムです。しかし、言ってしまえば“ただの金属の板”のため、搭載するツールは限られており、他の製品と差別化するのが困難。どれも似通った機能が付加されています。

それを打破したのがこの「PockeTool 2.0」です。「折り畳む」という構造を加えたことで、ハンドル付きの本格的なマルチツールしか持ち得なかったナイフ以外の切断方法を獲得。また、折り畳んだ状態ではカードサイズですが、展開すると19cmくらいの立派なハンドツールに変身します。

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