初のバッテリー駆動EV専用モデル「レクサスRZ」に搭載されるステアバイワイヤシステムの妙

時として、ハンドルのことをステアリングホイールと呼ぶ人、いますよね? ステアリング(操舵するための)ホイール(輪っか)という意味で、まあ、正しい英語であります。海外では、単にホイールと呼ぶことも。

ところが、ステアリングホイールでなく、ハンドル(操舵装置)という言い方がぴったりくるクルマがレクサスから登場しそうです。

同ブランドにとって初のバッテリー駆動EV専用モデル「レクサスRZ」がそれ。2022年4月に発表されたこのクルマに、独自開発された「ステアバイワイヤシステム」搭載モデルが設定されるとか。

「現在鋭意開発中」というステアバイワイヤシステム。22年6月終わりに、テストコースで、このシステムを載せたプロトタイプを運転させてもらう機会を得ました。クルマは「レクサスRZ450e(プロトタイプ)」で、先述のとおりピュアEV。

驚いたのは、円形ステアリングホイールがないこと。バタフライ型というのか、通常のステアリングホイールの上と下の部分を切り取った感じで、グリップの立体的な造型がかなり凝っています。

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