【DS4 クロスバック試乗】SUVルックの個性派。ガイシャの醍醐味を満載

300万円台で“個性的なガイシャ”が欲しい人にとって、DSブランドの「DS4 クロスバック」(338万円)は、なかなか面白い選択肢ではないでしょうか。

これが“賢い輸入車選び”となると、フォルクスワーゲン「ゴルフ」辺りが鉄板でしょうが、「人と違うクルマが欲しい」とか「自分のライフスタイルを反映したい」なんてことを重視すると、フランス発のクロスオーバーモデルが、にわかにクローズアップされてきます。

念のために復習しておきますと、DSとはシトロエンから独立した新進のブランドです。2009年、シトロエン「C3」ベースとしたスペシャルティコンパクト「DS3」をリリースしたのを皮切りに、「DS4」、「DS5」(ともに2011年に登場)と、シトロエンは往年の名車「DS」の名を冠した車種を続々とリリース。そして2014年、“Different Style”を略した(と主張する)DSブランドが、シトロエンから独立し誕生しました。シトロエンよりも贅沢で尖ったイメージを狙っています。

DS4 クロスバック

トヨタに対するレクサス、日産のインフィニティ、ホンダでいえばアキュラといったところですが、企業規模と予算の関係もあるのでしょう。今のところそれほど、シトロエンとの差は感じられません。意地の悪いクルマ好き(←ワタシです)の脳裏には、5チャンネル時代のマツダ「クロノス」、「MX-6」、アンフィニ「MS-6」、オートザム「クレフ」…といった面々がよぎります。

とはいえ、シトロエンの金看板であった“ハイドロニューマチック”(空気と油を使ったサスペンション)が“過ぎ去った未来”になってしまった今、「何はともあれ、デザインを前面に押し出す!」というコンセプトは、強い個性を維持するためには絶対必要な、そして現実的な手段でしょう。自動車業界の多様性確保のため、まことに微力ながら、諸手を挙げて応援したく存じます。

 <関連記事>
 【検証:新カーブランド】仏の新星DSが目指す世界とは?:岡崎五朗の眼
 【シトロエンC4試乗】エンジンも足回りも進化した熟成の“後期型”
 【惜別試乗】さようならC5、さようならシトロエンのハイドロ

 ■フロントウインドウとパリコレに関連あり!?

続きを読む

関連するキーワード