キャンプや車中泊のために作られた「電気毛布」。しっかり冷気を防いで快適!

▲表・裏地は耐候性があり汚れを落としやすいポリエステル100%

軽くて密度の高いマイヤー織りは冷たい風を入れにくいのが特徴。消費電力は低めでも効率よく身体をあたためてくれるんです。

▲わかりやすいコントローラー

スイッチはオン・オフだけでなく無段階で温度調節可能。表面温度は中で40℃、強だと51℃となりダニ対策も万全。

また、8時間連続稼働で自動的に切れるオートオフ機能、周囲の温度を感知して無駄に電気を使わないよう快適温度に下げてくれる室内センサーも搭載しています。

寒い時期は朝まで持つか不安な500Whクラスのポータブル電源ユーザーにうれしい仕様。

ヒーター線は冷えを感じやすい足もとのほうが密になるよう配置しているそう。外からはヒーター線の様子がわかりづらい「Power ArQ Electric Blanket」ですが、コントローラーを差し込む側を頭のほうにすればいいとのこと。わかりやすい。

 

■あたたかさを無駄なく利用

掛けても敷いてもいい「Power ArQ Electric Blanket」。ヒーター線は表地と裏地のちょうど真ん中にあるわけで、どちら側にも熱が放たれます。これを無駄なく使うには?

▲掛け布団とする場合、足もとやおなかにブランケットを被せる

説明書には“身体に掛けた上に掛け布団を使用”すると効果的だと書かれています。

封筒型寝袋であれば内側に入れるといいのですが、マミー型はどうしても折れちゃいます。折れたままの電気毛布に通電するのはヨシとされないのでマミー型では寝袋の上に掛けるしかありません。試しにおなかなどちょっと寒さが気になるところに小さなブランケットを掛けたところいい感じ!

▲敷き布団にするなら下に敷くマットはマスト

寝袋の場合、体重で潰れてデッドエアが少なくなる背中側の寒さがこたえます。とくにダウン寝袋は大問題なので敷き布団として使うほうが現実的かもしれません。

説明書にはコットやマットの上に「Power ArQ Electric Blanket」を敷くといいと書かれていますが、コットの上であってもマットと併用するほうが効率よく背中をあたためてくれます。

なお、キャンプや車中泊では寝るときだけでなく、身体に巻き付けてチェアに座りまったり過ごす、なんて使い方を考えがち。でも、電気毛布でこういう使い方は低温やけどや脱水の危険あり。

「Power ArQ Electric Blanket」はオフ状態でもそれなりにあたたかいので、通電せず使う方が安心です。

 

■メンテナンス性をチェック

キャンプにせよ車中泊にせよ、自宅で使うよりもホコリを吸いやすいわけでメンテナンス性は事前にチェックしておきたい項目です。

コントローラーを外せば、洗濯用ネットに入れて洗濯機(ドラム式不可)で丸洗いOK。脱水は30〜60秒、陰干しにするなどていねいに扱えば家庭でも洗濯できるのはイイ。

そもそも表地のポリエステルは酸性や水性の汚れに強いので、ちょっとした汚れは薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取ることで対応できます。

ポリ袋に入れて強モードにして3時間通電すればダニ対策も万全。

「Power ArQ Electric Blanket」はちょうどいいサイズとしなやかな手触り、そして“あたためすぎ”を防ぐことで、限りある電気を効率よく使ってじんわりあたためてくれます。

目的地の気温やポータブル電源の性能、電池の劣化具合によっては完全に頼り切るのは危険ですが、「この寝袋だとあと少し保温力が足りないかも」という不安を払拭してくれます。

また、適温の寝袋であっても潜り込んだときのヒヤッと感で目が冴えちゃう。だけど潜り込む2時間前に寝袋をあたためるだけでスムーズに眠れるようになります。

決してマストではないけれど、あるとかなり心地よいキャンプ&車中泊ライフとなる電気毛布。「Power ArQ Electric Blanket」ならルックスもよく、通電前のスタンバイ状態でもふんわりあたためてくれますよ。

>> Power ArQ

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

<取材・文/大森弘恵 撮影協力/Power ArQ>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

【関連記事】

◆ゴードンミラーの「キャラバン」ベース車中泊仕様「GMLVAN V-02」が魅力的すぎる!
◆車中泊でもちゃんと寝たい!だからyadocariと寝具メーカーが車中泊向けのふとんを作りました
◆キャンプに登山に車中泊に!3980円と高コスパなVASTLANDの「コンパクトエアーマット」

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする