両足あわせて約200g!激軽&歩きやすいサンダルを探したら“ビルケン”にたどり着いた

公式サイトには記載がありませんが、販売店のサイトで見かけた重さがサイズ35(22.5cm)の片足で約65g。これは軽い。欲しいサイズは42(27cm)なのでこれよりは重くなりますが、それでも十分軽い。

届いたサイズ42の「ホノルル EVA」を量ってみたところ…

なんと両足合わせて約200g。iPhone 16が約170gなので、それよりちょい重いぐらい。大きさで考えたら、本当に軽い。

それもそのはず、本当にEVAしか使ってないんですよ。

▲ビルケンのフットベッド素材では定番のコルクっぽい模様が付いているが、あくまで模様

▲ストラップもすべてEVAでフットベッド部分のEVAとくっついている

▲鼻緒部分も成型跡からも分かるように、EVAで作られている

▲アウトソールもEVAに直接ラグパターンを刻み込んでいる

ご覧の通り、オールEVA。余計な素材はゼロです。

もちろんビルケンらしい、立体的なフットベッドは健在。

カカト部分は深めに凹ませつつ、土踏まず部分は膨らませて足裏にしっかりフィット。指の付け根部分も起伏を付けることで、指を自然でラクな状態に。幅もあるので、幅広の足でも余裕を感じます。

このあたりは、さすが200年以上にわたって健康を意識した靴を作り続けているビルケンらしいところです。

あとは歩いたときの履き心地がどうか。近所をぷらぷらお散歩してみました。

正直に言います。ちょっと硬いかも。これは人によって感じ方が変わってくるかもですが、鼻緒もEVAで作られていることから少々肌当たりが気になります。

さらに問題なんですが、EVAゆえに履いてりゃこなれてくるわけではないということ。成型時のバリも影響しているような気がするので、目の細かい紙ヤスリで磨いてバリ取りなどして調整するといい塩梅になりそうな気がします。

ただ、とにかく軽さはスゴイ。フィット感も歩きやすさも問題なしなので、鼻緒の部分さえなんとかすれば数km程度なら余裕で歩けそうです。もちろんビーサンよりは断然長距離歩けます。

それにEVAだから濡れてもすぐ乾くし、汚れたら水洗いできる。ストラップは立体的に立ち上がってるから履く時もスッと足を入れられて、ギュッと押せば潰れるからコンパクトに持ち運べる。条件には合致するわけです。

ちなみにビルケンシュトックからは他にも、ボストンやアリゾナ、ギゼなど定番サンダルのオールEVAモデルが発売されています。軽さを重視するなら要チェックです。

▲左からビルケンシュトック「ホノルル EVA」、Hippobloo(ヒッポブルー)のビーチサンダル、Tevaのスポーツサンダル、クロックスのもこもこクロッグサンダル(冬用)

最近は、ひと口にサンダルといっても、さまざまなタイプがあって楽しいんですよね。頻繁に脱ぎ履きするならカカトがないスライドタイプがいいし、フィールドを歩くならスポーツサンダルがいい。靴下を着用して履けるサンダルもあるし(当然靴より涼しいですよ)、素足に突っかけてご近所へなんてシチュエーションでも、歩きやすかったり履き心地が良かったりするほうがいいじゃないですか。

夏が熱帯地域のようになってしまった日本。今年の夏も、個人的にはサンダルの日々が続きそうです。

>> ビルケンシュトック

<取材・文/円道秀和(&GP)

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。

 

 

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