近年のバイク人気を牽引しているといっていいほどの大ヒットモデルとなっているのがホンダの「レブル250」。その人気モデルに「Eクラッチ」付きが追加されました。
「Eクラッチ」とは、クラッチレバーを操作しなくても発進や変速ができるホンダの電子制御技術。変速操作というマニュアルミッションのバイクならではの操る楽しさを維持しつつ、クラッチ操作やエンストのストレスがなくなる技術と「レブル250」の組み合わせはどうなのか? 実際に乗り回して体感してきました。
■外観の違いはわずか
「レブル250」は発売翌年の2018年から昨年まで7年連続で最も売れているバイクの座にある超人気車種。昨年の販売台数が1万台を切ったことが話題になるくらい売れている車種です。

人気の理由は、クルーザースタイルのデザインと690mmという圧倒的に低いシート高。体格を問わず多くの人にとって乗りやすい設計と、ライダーが乗った状態で完成するようなデザインが支持を集めているようです。
今回試乗した「Eクラッチ」付きのモデルは、ビキニカウルを装備した上位グレードである「レブル250 Sエディション」。

「Eクラッチ」のユニットはコンパクトなので、知らなければスタンダードモデルとの違いに気が付く人は少なそう。ユニットの配置も「レブル250」の水平基調のデザインを崩さないように、路面と水平になるように配慮されています。

「Eクラッチ」は車体の右側に装備されているため、スリムなタンクをニーグリップしようとすると右足のふくらはぎ辺りに当たる感触がありますが、触れた状態でもライディングへの影響がないように角が取れた形状としているとか。左手側にはクラッチレバーが残っているので、右側から車体を見ない限り、「Eクラッチ」モデルだとはわかりません。
2025年モデルでは「Eクラッチ」に対応した以外にも、いくつかの点で進化しています。
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