頑張らず、軽やかに旅したい人に「キャビンゼロ」という選択肢はアリ

■トラベルバッグとしても優秀

そしてトラベルバッグブランドらしいパッキングのしやすさも特徴になります。

▲四角い状態で撮りたかったけど無理でした(笑)

メインコンパートメントはガバッと大きく開く仕様。開くと四角いスペースが現れます。背面側にはPCなどを入れられるポケットが付いていますが、なんといっても“四角い”というのが重要。

▲メインコンパートメントのフタ側にはふたつのファスナーポケットが付いています

荷物を四角いポーチを使って小分けしておけば、ぽんぽんぽんとテトリスのように入れていくだけでOK。上の写真は、無印良品の「ポリエステルたためる仕分けケース S」(990円)を3つと、「ナイロンメッシュ吊るして使える洗面用具ケース」(1490円)を入れた状態です。今回の旅では、これプラス、ガジェット類を入れたポーチとPCをメインコンパートメントに入れました。

もし荷物をギュウギュウに入れすぎて膨らんじゃった場合も、両サイドにあるストラップでギュッと締めてやれば、ある程度圧縮できます。

▲上側のバックルだけ外してもフタを大きく開けるのもポイント高し!

逆にそこまで荷物がなくて余裕がある場合も、締めてやれば中の荷物を固定できます。ハード系スーツケースにはできないソフトケースならではの利点ですね。

そしてフタの外側にも大きなポケット付き。

▲ここがまたデカいんだ

ここも大きなスペースになっていて、仕切りやポケットはありません。だから、重いモノを入れたら下側に偏ってしまいます。すぐに取り出したい羽織物のような、軽いモノを入れておくのがいいかも。もうちょい仕切りやフックみたいなものがあると良かったんですが、パーツが増えれば重さも増えるわけで、致し方なしかなと。

そして、トラベルバッグブランドらしく、セキュリティ面もしっかり考えられています。

▲パッと見て「鍵が付いているよ」と分かることが防犯に

メインコンパートメントのファスナーには穴が開いていて、両方を通してロックを掛けられます。

さらに「OKOBAN」という世界的な遺失物追跡システムも付属しています。

▲モザイクがかかっている部分が個別認識コード

これは世界中で利用されているシステムで、空港の遺失物センターでも使われているんだとか。なので、空港で荷物が失くなった場合には、このOKOBANの認識コードから連絡が届く仕組みになっています。備えあれば憂いなし。ちょっとでも見つかる可能性が高くなるならいいですよね。

*  *  *

空港から宿までタクシーやUber、Grabなどで直行する人ならスーツケースでも問題ないと思います。というか、そういう人の方が多いですよね。

でも、複数の国をポンポンと渡り歩くとか、現地でメトロやトラム、バスを利用するとか、歩道がカオスな街に行く、なんて場合には、機内持ち込みサイズのバックパックが便利です。

▲ベトナム・ハノイの旧市街。バイク天国な東南アジアの都市部は、駐車してあるバイクのおかげでまともに歩道を歩けないことのほうが多い

登山用のザックを背負って、旅先でもガンガン歩いて旅をするのもアリですが、そこまでガチで歩き回るわけじゃないけど街なかではやっぱり背負える方がいいし、もちろん軽くて背負いやすいほうがいい。そんなトラベラーにとってCABINZEROはちょうどいい選択肢かもしれません。

>> CABINZERO(UNBY)

<取材・文/円道秀和(&GP)

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。

 

 

 

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