ファイヤーライターズを濡らさず3本持ち運べる「ニッチばこ」で“火問題”をまるっと解決

■無駄なく使えるカット機能付き

「ファイヤーライターズ スリーブケース」のおしりには、ファイヤーライターズをきっちり1本だけ切り離すための切り込みが付いています。

このカット機能、もちろん「Niche Box(ニッチばこ)」にも付いています。

スリットにあわせてファイヤーライターズを通して割るだけ。残り2本、3本になるとうまく割れない問題を見事解決した名機能です。

▲側面の文字がちゃんと読めるようにいれるのがコツ

ステンレスのケースに樹脂製内箱を差し込むとカラビナ用のリングが干渉するように思えますが、内箱の底部分は少しくぼんでいるのでストレスなし。見事。

ちなみにカラビナはボトルオープナー機能付き。最近は瓶ビールでもスクリューキャップだったりするのでほぼ使いませんが、だからこそ数年に一度「しまった!困った!」と頭を抱えるわけです。こんなところも気が利いてます。

側面にはマッチストライカーとなるシールが貼られています。このシール、別売でも用意されているので定期的に交換できるのも◎。

 

■ギリギリまでコンパクト化した防水オイルライター

付属のオイルライターは長さ約5cm。コンパクトで扱いづらいのかと思いましたが、指2本で支えられるため点火に手間取りません。

フリント式で火花さえ飛べば点火できるので、冬キャンプや登山へのお守りにもなり得ます。

▲φ14.5×51.5mm、23g

「Niche Box(ニッチばこ)」とまとめて持ち運ぶ際、気になるのが濡れ。フリント式は発火石が濡れると点火できなくなります。

でもこのライター、キャップ部分にしっかりネオプレーンゴムのOリングが入っています。安心を。

▲一番右がタンク。先端の三日月型のフタを取り外してライター用オイルを注ぐ

タンクを引き抜き、ライター用オイルを注いだら元通りにケースに入れて準備完了。芯にオイルが染み渡るまでしばらく待ってから点火しましょう。

▲点火後はヤスリに手をかけなくても大丈夫

ヤスリを回転させると火花が飛び、芯に炎がつきます。消火機能はないので、キャップを被せるか息を吹きつけて消火。発火石(一般的なモノ)は交換できるし、ガスのライターよりも確実に点火できるので、お守り代わりにもってこい。

内ケースには余裕があるので、隙間にマッチを3本ほど入れておけば、点火できないリスクをさらに回避できそう。

日常生活ではあまりに簡単に火が手に入るわけで、肌寒いときに火がないのはまあまあストレス。週末であればお隣の助けを借りることもできますが、平日だと利用者や管理人さんが近くにいないこともあるわけで、むなしさと寒さは増すばかり。

「Niche Box(ニッチばこ)Set」で備えておけば、梅雨時であっても悠々自適なキャンプライフを楽しめそうです。

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<取材・文/大森弘恵 撮影協力/クリケットジャパン>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

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