内部もいたってシンプル。

表側にファスナー付きのメッシュポケットがひとつ付いているだけです。ここまで潔い構造のボディバッグも珍しい。とにかくパーツ少なめ。

メッシュポケット内にはキーストラップが付いていますが、スペックに書けそうな構造は、あとひとつぐらい。ただし、そのひとつが最大のポイントになります。
それが“ボトルホールシステム”。
収納部背面側にボトルを固定できる場所があるんですよ。

試しに直径6.7cm、高さ23.1cmのREVOMAX「12oz SLIM」を入れてみましたが、余裕で入りました。ホルダーの黒い部分はほんのちょっと伸びるメッシュ素材なので、直径でいうともうちょい太めでもいけそうな雰囲気。

500mlペットボトルも問題なく入れられました。最近お茶系で増えている600mlとか650mlの太めのペットボトルでも大丈夫だと思います。

ボトルを入れて持ち歩いてみましたが、中でボトルが動くことも下側に寄ることもありませんでした。見た目も、いかにも重いものが入っていますというカタチにならないし、何よりそこまで重量増を感じない。固定するって大事ね。
そしてもうひとつ、ボトルを固定できるからこそのポイントがあります。それが開口部。

ボディバッグによくある収納部端っこの狭まった部分まで開くようになっているんです。
これは実際にボトルを入れると分かるんですが、ここまで開かないと、ボトルホルダーにボトルを出し入れするのが大変になります。というか出せなくなるかも。
いわゆる機能からくる構造になるわけですが、逆に考えると“ガバッと大きく開ける”という他にはない仕様とも言えるわけです。この大きく開けるって、荷物が多い時には結構便利。

ボトル、財布、カードケース、ガジェットポーチ、メガネケース、ポケットティッシュなどフルフルな荷物を入れてみましょう。

大きく開くからこそ、ボトルホルダー下側の空間にも荷物を入れやすい。ただし、入れやすいからといって入れ過ぎてしまうことも。ファスナーが閉められなくなるので注意です。
* * *
昔からヒップバッグやウエストバッグをたすき掛けにして持つのが好きでした。掛けたままでもくるっと前に回して荷物を取り出せるし、荷物が少ない時にリュックやショルダーバッグのようにへにょっとなっても気にならない。今も荷物が少ない休日の外出時にはよく使っています。
ある時期から“ボディバッグ”という名前になったり(昔はこの名称なかったような)、前にして持つのが基本みたいになったり(みんな一斉に前持ちになった気がしません?)といろいろあり、そのたびに戸惑うこともありましたが、世間の流れがどうであれ、好きなことは変わらず。だからこそ、ボディバッグでもボトルを持ち歩きやすいモデルを見つけられたことがとにかくうれしいしありがたいわけです。これからの季節、稼働率が高くなりそうな予感です。
<取材・文/円道秀和(&GP)>

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。
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