■ちょっと頼りなく見えるけど、意外としっかり効いてる
▲左右のスキマが結構広いけど、これで大丈夫なん?
取り付けてみると、左右に少し隙間ができるのと、斜めに引き出す構造上、中央部分がややたわむのが少し気になるところ。…これで大丈夫なん?
▲縦にフレームが入ってないので、スクリーンの中央部分はたわむ。これで効果はあるんか?
ということで、朝9時・晴天・直射日光がガッツリ当たる状況で、「シンシェード」あり/なしで車内温度を比較してみました。

- 「シンシェード」あり → 30℃
- 「シンシェード」なし → 37℃
ご覧の通り、7℃の差を確認。条件によって前後はあると思いますが、体感としても乗り込んだ瞬間のムワッと感がかなりマシになっていて、ハンドルやダッシュボードの熱さもやわらいでいました。
■暑さ対策としては“ちょうどいいレベル”。他のタイプと同等の効果も
劇的に車内が涼しくなる! というほどではありませんが、それは「シンシェード」に限った話ではなく、一般的なサンシェード全体に言えること。銀マット型や傘タイプと同等の遮熱効果はちゃんと得られるという印象です。
ハンドルや座面が熱くなりすぎない、ダッシュボードが焼けない安心感。
そしてインテリアが熱くなりすぎないからか、エアコンの効きが少し早く感じたのも好印象。体感ではありますが、夏の駐車後にはこういう“小さな差”がありがたかったりします。

そして、何より“面倒くさくない”! これに尽きます。これまでちょっとした買い物などでクルマを降りるとき、シェードの取り付けが面倒でついやらずに下車。ほんの数分なのに帰ってきたら車内は地獄…。
みたいなことが多々ありましたが、「シンシェード」は引っ張るだけでOKだから、必ずシェードを下すように。コンビニから戻った時の車内が暑くないって、地味に幸せです。この手軽さったら、使ってみないと分かりにくいかも。
▲できる限り調節してみたが、微妙に干渉するのか、本体が少したわむ
ちなみに、ひとつ気になったのは、スバル・XVに取り付けた際、アイサイトのカメラユニットに巻き取りベースがやや干渉していたこと。普通に使える範囲内ですが、引き出すときに軽く引っかかる感じはあったので、念の為。
* * *
「シンシェード」は、一般的なサンシェードに比べて少し値が張るものの、「サンシェードを毎回の出し入れするのがとにかくめんどう」「収納場所に困る」「使わなくなりがち」という人にぴったりのサンシェードです。
遮熱性能は他のタイプと比べて遜色なく、それでいて常設&ワンタッチ収納のラクさがついてくる。劇的な変化はないけれど、必要十分。あと、なんかちょっとかっこいいので個人的には満足です。
>> Shinshade「Shinshade SS-1075」
<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。意を決して購入した(7年ローン)クルマなので、傷とかつけたくないんです…。
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