■直径約30cm! チャーシューが大輪の花状態!
▲「からあげチャーシュー丼」2130円。スープ付き。からあげがデカい。なんかもぉ“塊”感がすごい!
目の前に出てきたのは、なんかすっごくデカい! さすが二代目蝦夷! と言える大きな一皿。早速計測です。
大輪の花びらのようなチャーシューは直径約30cm、高さ約17cm、重さは1814g(器の重さを除く)。公式約1.5kgだけれど、量ったら1.8kg超え!
▲チャーシューを1枚1枚、丁寧に並べていく。その数18〜20枚!
「赤身多めと脂身多め、2種類のチャーシューを盛り付けていますね。赤身のチャーシューはホロホロとほぐれていく柔らかさ、脂身のチャーシューはトロトロと口の中で溶けていくのを楽しんでほしいです」と話すのは店主の岡安さん。
▲重さ1814g。中央にあるのは鶏卵のゆで卵。うずらじゃないから
確かによ〜く見ると、スライスしたチャーシューの形や脂身のあるなしで違いがわかる。手前に見えるちょっと長めのが脂身多めのチャーシューで、からあげ近くにある四角に近い形が赤身のチャーシュー。なるほど〜。
「チャーシューはもちろん自家製。2日間かけて作っているんですよ。ちなみに唐揚げにかけるタレの仕込みには1週間以上かかっています。甘しょっぱいタレが味付けになっているんですよ」
店主曰く「ラーメン店の中で日本一唐揚げを提供している店」だけあって、下ごしらえや味付け、揚げ方などこだわりは色々。もちろん、唐揚げのデカさも、ですね。
▲直径約30cm。ほぼ洗面器サイズと言っていい!? もちろんゴハンは見えない
そもそも、これまでにもデカ盛りメニューが色々あるのに、なぜ新メニューを?
「元々、お客様の笑顔を見たくて提供しているデカ盛りですが、デフォルトで1.5〜1.7kgぐらいが完食できるボリュームかなと。プラス唐揚げと焼肉とか、チャーシューと唐揚げなど、合い盛りがみなさん大好きなので、そこから考えたメニューになりますね」
確かに。普通の人の胃袋なら、頑張って1kgちょい。運動部などの大学生や成長期の高校生でも2kgが限界だろうなぁ。1.5〜1.7kgってボリューム、絶妙だと思う。
▲からあげ、割り箸で持つとハシがしなる! 一つひとつがでかくって食べ応え十分
「一番は美味しく楽しく食べていただくことですね。思うように食べてください。そして大事なのは無理をしないこと。食べきれない場合、持ち帰りにすればいいので、無理をしないでください」
ちなみに持ち帰り用のケースは1個20円。食べ切れる自信はないが、デカ盛りを頼んでみたいという場合、最初からタッパー持参で来るのがおすすめ。ただ、シェアOKなので、複数人で来て、一人はデカ盛りで、他の人は一般的な量のメニューにするのもいいかもしれません。もちろんですが二代目蝦夷、一般的な1人前の量のラーメンなどもあります。
そしてまさかのっ!「やきにくマーボー丼」まで登場!
▲「やきにくマーボー丼」1730円。麻婆が溢れんばかり、限界ギリギリまで入ってる!
「よかったらこれも食べてくださいね〜」と店主が出してくれたのが「やきにくマーボー丼」。これも現物を見てみると、さすがにデカい!
▲一体何人前!?
こっちも計測すると重さは1770g(器の重さは除く)。公式1.5kgって、もぉ修正したほうがいいと思う。大盤振る舞いです。
▲わかっている。絶対に食べきれない。でも己の限界まで食べ尽くしたい!
チャーシューが器からはみだす「からあげチャーシュー丼」に、麻婆豆腐が限界ギリギリまでたっぷんたっぷんに盛られている「やきにくマーボー丼」。ふたつ並べると、どっちも迫力満点です。
そして「やきにくマーボー丼」の方が、麻婆の香りが立っているので嗅覚を刺激して、一気にお腹が減ってくる。さっきまでチャーシューと唐揚げにうっとりしていたのに、いきなり麻婆に誘惑されてしまう。恐るべし「やきにくマーボー丼」。
並べると両方とも普通サイズに見えるかもしれないけれど、「からあげチャーシュー丼」の直径約30cmだから! 目の錯覚だから! 合わせて3584gだから! 店の近くで活動している、体育会系大学生をいきなりスカウトしたくなる気持ちになります。
ちなみに麻婆豆腐は、辛味や痺れはほどほど。家庭的な、お袋が作る麻婆豆腐、的な味わい。どこかフルーティで、後から辛さがじわっとくる美味しさ。とろっとしている分食べやすく、スイスイと口に運んでしまいます。
唐揚げがごっつくてワイルドで、チャーシューがしっとりトロトロの「からあげチャーシュー丼」と、麻婆のあんで、ほぼ噛まずにいけちゃう「やきにくマーボー丼」。どちらも魅力的で美味しくて、どハマりする味わいです。
▲麻婆にまみれた焼肉って素敵。もちろん麻婆にまみれた白ごはんも!
ということで、贅沢にもふたつを食べ、もちろん食べきれなかった分は持ち帰りにして、お腹の限界ギリギリまで満喫しました。もし許されるなら、座敷席で軽く昼寝してから帰っていい? と聞きたくなるほど満腹です。
「うちは、デカ盛りの印象が強いけれど、一般的な1人前の量のメニューもあるので、どなたでも気軽に来てほしいですね。ちびっこからお年寄りまで、老若男女問わずぜひ食べに来てください」と岡安さん。

週末は行列ができることも多いけれど、平日14時ごろなら割とすんなり入れるとのこと。デカ盛りレジェンドの店は、これからも新メニューができるたびに食べに来たいと思います!

二代目蝦夷
住:埼玉県川越市小堤15-152
TEL:049-234-2166
営:11:30~15:00(LO) 、18:00~22:00(21:45LO)※15:00~18:00はテイクアウト、デリバリー対応
休:月曜
<取材・文/いしざわりかこ 写真/小嶋 裕>
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