これ、なんだ?ガジェットに見えて実はスキンヘッドのためのアレです

▲剃った毛は内部にたまる構造で、洗面台が汚れない

1番の特徴は、やはりドライで剃れて毛が散らからないこと。剃った毛は本体内部に収まる仕組みになっていて、洗面台に散乱することがない。わざわざお風呂に入らなくてもできるのも嬉しい。

▲力を入れて押し付けなくても、ぐるぐる回すように動かすだけで剃れる

剃り味も悪くありません。無理に押し付ける必要はなく、頭皮に軽く当てて滑らせるだけでスッと刃が入っていきます。カミソリのように「切れるかな?」と不安になりながら力を込める必要がなく、怪我のリスクがぐっと低い。実際、血が出ることはなく、剃り残しもほとんどなし。仕上がりは均一で、見た目も自然です。

▲頭の動きに合わせてブレードが追従するのでスムーズなシェーブが可能

使用後の頭皮は多少乾燥しますが、ひどく突っ張る感じはありません。軽く化粧水や保湿クリームをつければ十分対応できるレベルでしょうか。カミソリ負けで赤くなることを思えば、肌トラブルが少ない印象です。個人差はあるでしょうけど。

▲ウエットで使うなら本体上部を濡らさないように注意

もちろんウェットシェービングも可能です。ただし電源部分までは完全防水ではないので、「濡らさないように気を使うのがちょっとなぁ…」というのが正直な感想。

個人的には“ウェットで使える”とはいうものの、本領を発揮するのは断然ドライシェーブ。水やフォームを準備しなくてもよく、剃ったあとの片付けもいらない。この利便性こそが、この製品の価値だと思います。

▲ブレード部分までしっかりバラして清掃できて清潔

また、「カミソリと比べてどうか?」という点が気になるところだと思います。結論から言えば、十分に置き換えられるレベルでした。

カミソリは鋭い剃り味が魅力ですが、そのぶん怪我の心配が常につきまといます。「サムライシェーブ」は軽いタッチでしっかり剃れるので、そうした不安から解放されるのが大きいかなぁ。とは言え、仕上がりのツルツル具合はカミソリに軍配が上がるので、常にピッタピタに仕上げたい人には不向きかも。

* * *

実際に使ってみて思ったのは、ただ便利なだけでなく「億劫さを取り払ってくれる」こと。剃る作業そのものよりも、「やる前の気分の重さ」を大幅に軽減してくれるんです。そもそも、剃る作業そのものよりも「怪我のリスク」のほうがストレスだったりします。それを気にしなくて良くなるって嬉しすぎる。

ドライでそのまま剃れて、散らからない。刃は分解して清潔に保てる。無理に押し付けなくても剃れるから安心。そして思った以上によく切れる。スキンヘッドを維持する上で必要な要素がしっかり詰まっています。カミソリのヒヤヒヤやバリカンの散らかりに悩んでいるなら、1度試してみる価値アリです!

 

>> ダイレクトテレショップ「サムライシェーブ」

 

<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。薄毛とかハゲって響きが悪いので、つくね頭と呼ぶことにしています。

 

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