Q.この記事はどんな内容?
A.SUZUKI(スズキ)のコンパクトSUV「クロスビー」が10月にビッグマイナーチェンジ。本記事では従来型からどこがどう変わったのかを詳しく紹介しています。記事の最後には動画でも紹介。
2017年12月に、ワゴンとSUVのクロスオーバーモデルとして登場したクロスビー。軽クロスオーバーのハスラーとライト周りのデザイン表現が似ていたことから「(ジムニーとジムニーシエラの関係のような)ハスラーの小型車版?」と思われたりもしましたが、厚みがあり力強い印象のボディサイドや、タフさを感じさせるバンパーまわりの雰囲気は軽自動車とは完全に別物。全長はわずか3760mmなのに室内はリアスペースも含めて十分な広さが与えられています。
2022年7月にグリルデザインとアルミホイールのデザインが変更された一部改良はありましたが、それ以外は大きな改良は施されていませんでした。
そんなクロスビーがついにマイナーチェンジ。それもビッグマイナーチェンジと言っていいほどの大幅な変更が加えられました。
新型クロスビーが進化したポイントを紹介します!
■“かわいい”から“カッコかわいい”へ変貌


SUVと聞いてみなさんはどんなイメージを持つでしょうか。多くの人は力強さやワイルドさ、そして都会的で洗練された姿を思い浮かべると思います。これらはSUVのカッコよさにつながるもの。
クロスビーはタフさを感じさせるデザインを取り入れていますが、スズキの調査によるとユーザーは「カジュアル」「かわいい」という印象を持っている人が多かったといいます。これを考えるともしかしたら他のコンパクトSUVに比べて女性ユーザーが多いのかもしれません。
新型クロスビーではかわいいイメージは残しつつも、エンジンフードを水平基調にしてフロント周りに厚みをもたせることで力強さを強調。かわいいとカッコいいをミックスした「カッコかわいい」スタイルを打ち出しています。


そしてフロントフェイスは従来型が丸基調でデザインされていたのに対し、新型は角を丸めた四角で構成されています。このデザインはロアグリルやフォグランプまわりなどに見て取れます。ヘッドライトは円を基調にしたデザインながら上部をカットすることで眼力を感じさせるデザインになりました。この大きな円部分は、上級グレードではポジションランプとターンランプを兼ねています。

ちなみにドア周りやルーフ部分、フロントガラスを含めたガラス部分などは従来型から一切変更していないとのこと。逆に言えば表情とお尻周りのデザインが変わっているだけなのですが、ここまで印象を大きく変えつつも、その変更を違和感なくなじませていることに驚かされます。
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