■ノイキャンの効果は音量にも関わってくる
さてさて、飛行機内というのはかなりの特殊環境です。では普段使いするうえではどうなのか。結果は、ノイキャン苦手民としては「そうそう、これぐらいでいいのよ」的な満足感を得られたわけですよ。

▲小さな川沿いの道を歩く。川のノイズって結構大きめ
常にゴーッというノイズが聞こえてくる川。聞き慣れている音なので不快感は少ないかもしれませんが、実は結構なノイズ環境ですが、しっかり抑えてくれました。

ついでにいうと、足音のノイズも低減していました。とはいえ、耳に感じる圧はなく、クルマの走行音のようなものは低減されるとはいえ聞こえます。この塩梅がいい。超高性能なノイキャンヘッドホンを試したこともありますが、あの着けた瞬間にドラゴンボールの"精神と時の部屋"に飛ばされたかのような静寂が広がる感覚とは異なります(価格もかなり違いますが)。そこまでいくと、むしろしんどいという人には、この「Tune 680NC」ぐらいのノイキャンぐらいがちょうどいいかもしれません。
▲翌日、駅のホームでも試したが、ほどよいノイズ低減だった
それと今回、気付いたことがあります。ノイキャンがあることで、音量を抑えめにできるんですね。ノイキャン常用民の方々からすれば「何を今さら」かもしれませんが、苦手民としては意外な気付きだったわけですよ。
余計なノイズがなければ、音量控えめでもしっかり音楽が聴こえるというのは、かなりのメリット。電車内で音漏れしてないか気になったり、耳に負担をかけたくなかったりなどなど、大音量はいろいろ気になる人にとってもノイキャンの恩恵は大きいことを知りました。
■気になる音質は?
ここまでノイキャンをメインに書いてきましたが、最後に音質についても。
個人的には、デフォルトでは低域はしっかり出るけれど中高域に物足りなさを感じました。ただ、アプリのイコライザ機能で調整すればボーカルもしっかり聴こえて満足いく音に。音場は広くなく、定位感も弱めで、雰囲気で聴かせるタイプな気がします。JBLらしくロックやEDM系に強いイメージ。音場については空間オーディオ機能があり、それをONにするとグッと広がるので、ライブ音源などでは使ってみるのはアリですよ。
それと、最新規格であるBluetooth6.0に対応していることもポイントです。スマホも6.0に対応していればLE Audioを利用できるので、まず途切れる心配はないですね。これ地味ながら大きなメリットかも。それとUSB-C to 3.5mmケーブルが付属していて、有線ヘッドホンとしても使えます。有線の時はハイレゾ対応にもなりますよ。

今回、さまざまな環境でノイキャンヘッドホンを使ってみて、いろいろ気付きがありました。ノイキャンは苦手だからと避けていましたが、これなら自宅だけでなく普段使いもアリだなと。一度、通話でも使ってみましたが、通話相手も声はかなりクリアだと言っていました。マルチポイント接続機能も付いているので、仕事でも使えそうです。
最近のイヤホン/ヘッドホンが持つ機能をほぼ全部盛り、かつ軽量で価格も手頃。昨年11月に発売されたわりに、あまり注目が集まってないモデルですが、実はかなり掘り出し物だったのかも、なんて感じる1台です。
>> JBL
<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web)>

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジアのローカル料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得
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