ここ数年、日本の自転車のトレンドといえば、ロードバイクやクロスバイクなど舗装路を走る自転車がメイン。そんな日本のバイク事情が進むカゲで、じわじわと人気を高めてきた自転車が「ファットバイク」だ。
アメリカの豪雪地帯にすむライダーが、雪道を走るためMTB用のホイールを2本並べて溶接し極太ホイールを作ったのがその始まり。
登場したときはイロモノ扱い立ったが、今では名だたるメジャーブランドまでその開発に着手。ダートはもちろん、岩場や段差など、さまざまな悪路を走る走破性、さらにはインパクトのあるビジュアルから、ファッションアイテムとして街乗りするライダーも増えつつある。細いタイヤのロードバイクへのカウンターとして、これまでのトレンドを極太タイヤで踏み潰すように登場したのがファットバイクなのだ。

▲今回使用したのは、カナダのブランドKONA(コナ)のファットバイク「WOZO(ウォーゾー)」。極太タイヤにフロントのサスペンションをプラスして、本来もつ走破性をさらに高めた機敏な乗り味のファットバイク(完成車価格:25万8120円/アキコーポレーション)
さて今回、そのファットバイクを体験するために選んだのが、雪の青森県・弘前市。原点に立ち返り、雪の上でのライドを楽しんできた。
■グリップ力が高く、雪道でもすべらない!
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