■尻尾の製作
ゴジラといえば長い尻尾が特徴ですが、キットは少ないパーツ(6パーツ)で筋肉がうねる尻尾の骨格が再現されています。キットの尻尾は浮いた状態を再現していますが、尻尾を接地させる案もあったとのこと。しかし動きのある咆哮ポーズを再現したディスプレイモデルだからこそ、尻尾を挙げたポーズにこだわっているそうです。
▲組み上げた胴体に尻尾を組みつけていく
▲胴体と迫力満点の尻尾が完成した状態。この時点でもボリュームがある
■脚と腕の製作
尻尾を組んだ胴体に脚を組んでいきます。そのままだとやや傾いた姿勢となりますが、持ち上げた尻尾を付属のスタンドで支えることで脚を広げ力強く咆哮するポーズが再現できます。
腕は3パーツ(両腕で6パーツ)で構成されており、先に組み上げた胴体に取り付けれことで咆哮ポーズが完成します。
▲胴体に腰パーツを取り付ける
▲脚は4パーツ(両足で8パーツ)で再現される
▲組み上げた両脚を胴体に取り付ける
▲腕を取り付けた状態。ここまでで製作開始から約1時間
■背びれの組み立て
ゴジラのアイデンティティでもある背びれは、1組あたり3枚のパーツをクリア成形のジョイントで組み合わせて、背骨に組み付ける構成になっています。つまりゴジラの背びれは背骨から生えているものではないということ。これはなかなか興味深いです。
背びれは左右で似たような形のパーツが多いので、ランナーから一度に切り離してしまうのはNG。インストに沿って順番に組んでいきます。
▲クリアで成形されたジョイントパーツに背びれを組み込んでいく
▲全部で6ユニット(背びれは18枚)を胴体に取り付けていく
▲背びれを取り付けて、ゴジラの骨格の完成! ここまで所要所要時間は約2時間
▲低く身構えて尻尾を持ち上げ咆哮するポーズの本体を支えるためのスタンドパーツが付属する
■骨格の完成!
サクサクと制作を進めて約2時間ほどでゴジラの骨格が完成しました。いやぁカッコ良いです! この状態でも存在感アリアリなのですが、やはりこのあと塗装をしていきたいと思います。
インストではAFVモデルの汚し塗装などに使用するMr.ウエザリングカラーを使った塗装がテクニックが紹介されています。
▲Mr.ウエザリングカラーを使った塗装テクニックは塗装が苦手なビギナーにはありがたい
* * *
「ゴジラ(2024)From「ゴジラ×コング新たなる帝国」」のモンスター・ヴァース版ゴジラ、作りやすく誰でも楽しみながら迫力あるゴジラを作り上げられるキットとしてオススメ度☆×5です。
次回は骨格の塗装と外皮の製作も進めます!
2025年も「達人のプラモ術」をどうぞよろしくお願いいたします。
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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