1台のスマホで2回線!注目の機能「DSDS」のメリットとは

格安SIMの普及に伴い、「SIMフリースマホ」が増えてきました。そのSIMフリースマホの機能として「DSDS」なるものが注目されていることをご存知ですか? 「DSDS」とは「デュアルSIMデュアルスタンバイ」のこと。2枚のSIMカードを挿して、2枚両方で待ち受けできる仕組みです。

2枚のSIMがどちらも通話対応の場合は、1台のスマホで2つの電話番号を使い分けられます。1枚のSIMを通話に使って、もう1枚のSIMをデータ通信に使うといったこともできます。

DSDSは、海外では以前から普及していて、国をまたがってビジネスをしている人が、自国のキャリアのSIMと、仕事で訪れる国のキャリアのSIMを使い分けるといった使い方をしていました。少し前までは、2枚のSIMのひとつがGSM(欧米で主流の2Gの方式)という制約があり、GSMが使えない日本では普及しなかったという経緯があります。

現在のDSDSは、ひとつを4G LTE/3Gで利用でき、もうひとつを3Gで利用するのが一般的です。つまり日本でも、高速データ通信を利用しつつ、ふたつの電話番号を併用できるようになったわけです。

▲2枚のSIMを挿して、どちらのSIMでも待ち受けできるのが「DSDS」

2016年の夏に、モトローラがDSDS対応の「Moto G4 Plus」を発売してヒットさせたのを皮切りに、ASUS、ファーウェイといった人気メーカーもこれに追随。2017年3月に発売された「VAIO Phone A」も対応し、NTTレゾナントの「g07+」(コヴィア・ネットワークス製)は、DSDSに対応しつつ1万9800円(税別)というお手頃価格を実現したことでも注目を集めています。

それでも、どんな状況で役に立つの? 2回線の使い分けって面倒じゃないの? と思う人もいることでしょう。そこで「こんなに人にはDSDSが役立つのでは?」という事例をピックアップしてみました。

  • 仕事用+プライベート用
  • 通話用+データ通信用
  • 国内用+海外用
  • 大手キャリアから格安SIMへ乗り換えを検討中

これらに該当する方は、DSDS対応モデルへの機種変更を検討したのがいいかもですよ!

【次ページ】仕事用とプライベート用のSIMを使い分ける

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