1台のスマホで2回線!注目の機能「DSDS」のメリットとは

【活用事例1】仕事用とプライベート用のSIMを使い分ける

職場でケータイを支給されている人の多くは、自身が契約するスマホと支給されたものの2台を持ち歩いていることでしょう。DSDS対応のスマホがあれば、仕事用ケータイからSIMを抜き取り、それをDSDSスマホに挿し、さらに自身が契約するSIMも挿して、「1台2回線」にまとめられます。

もし、自身が契約するスマホが大手キャリアのものだったら、これを機に格安SIMに乗り換えることをおすすめします。仕事用の電話のやり取りは今まで通りにできて、プライベートで使うインターネットのデータ通信料を節約できます。

なお、大手キャリアのSIMを、SIMフリースマホに挿して使う場合、周波数が対応しているか否かを確認する必要があります。といっても、確認は難しくありません。日本向けに販売されている、おそらく全てのSIMフリースマホはNTTドコモ回線に対応し、ほとんどのスマホはソフトバンク(ワイモバイル)回線にも対応しています。au回線に対応するスマホは、それがはっきりわかるように、カタログなどに「au VoLTE対応」などと明記されていることが多いようです。ですが念のため、購入時には対応キャリアを確認してくださいね。

▲ドコモ回線を使う格安SIMとソフトバンクのSIMを併用できる

▲SIMが正しく認識されると、画面にこのような表示が出る

▲4Gで通信できるのは1枚のみ。VoLTEを使わないのなら、電話用は3Gで支障ない

▲機種によっては、ドコモ回線とau回線の併用も可能。わかりやすいようにSIMに名前を付けることもできる

仕事用のSIMを通話だけに使う場合は、SIMを挿すだけでキャリアが認識されて発着信できるはずです。モバイルデータ通信も利用する場合は、「APN(アクセスポイントネーム)設定」という初期設定が必要です。

▲APNの設定画面の例。ドコモの「spモード」がプリセットされている機種もある

▲ソフトバンクのSIMを挿した場合のAPN設定画面の例

キャリアのショップに出向いて手続きする必要が生じるケースもありますので、各社のホームページもチェックしておきましょう。

>> NTTドコモ「他社製品のケータイなどをご利用されるお客様へ」

>> au(KDDI)「他社携帯電話機ご利用時のお手続き」

>> ソフトバンク「他社が販売する携帯電話をソフトバンクで利用する」

【次ページ】電話用とデータ用のSIMを使い分ける

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