手軽で手入れも簡単!テントのことを考えた薪ストーブ「ウッドストーブ」【アウトドア銘品図鑑】

写真奥の収納袋(M:6800円/税別、L:7200円/税別)の中に、防火シートと、手前右の専用ウォータータンク(M:1万500円/税別、L:1万500円/税別)、ウッドストーブ(M:3万9800円/税別、L:4万9800円/税別。本体の中に煙突とリフターを収納する)を入れられます。これらをすべてまとめたお得なスペシャルパッケージ(M:4万9800円/税別、L:5万9800円/税別)も用意されています。

ウッドデッキや落ち葉の多い地面などに敷いておきたい防火シート。トビラを開けたときに薪が割れて落ちるなんてことがあるので、これを敷くことでデッキの焦げや火災予防に役立ちます。

スペシャルパッケージ専用の防火シートはグラスファイバー繊維。別売の防火シート(4800円/税別)はカーボン繊維素材です。

ウォータータンクは煙突の内側に装着することで、いつでもお湯を使えます。ケトルを載せておいてもいいんですが、蛇口付きなのでダッチオーブンなど重い鍋に湯を注ぐ場合でも両手でしっかり支えられるのがいいんです。

プレートが取り付けられています。このプレートには本体のバタフライ棚用切欠があるので、ピタッと収まりズレる心配はありません。

ほかに雨や雪、風が貼りにくくい二重煙突(5980円/税別)があります。スペシャルパッケージで事足りますが、雪中キャンプなら二重煙突や、タープの近くにセットできるML兼用プロテクター(4980円/税別)もほしいところ。

なお、二重煙突の価格はMもLも同じですが、Mはφ63mm、Lはφ89mmです。購入時にはよく確認しましょう。

 

■組み立て

本体には折りたたみ式の脚が3本装着されています。根元にバネが装着されていて、これがロック機構。ピンで固定しなくても、引き起こすだけで簡単には脚が倒れることがない安全仕様なんですね。

片手でバタフライ棚を持ち、折りたたみ式の脚を引きだします。重量はMで9kg、Lは14kg! ですが、本体から煙突やロストル、リフターを出しておくと、Mなら約6kgになるので片手で操作できます。Lは約9kgなので少々手強いですね。

バタフライ棚のヒンジ部分に注目。同様の棚を持つライバルがありますが、テンマクデザインのウッドストーブはハンドルとして無理なく持てるのに、ヒンジがスライドすることでフラット収納を実現しています。

一番下に、ダンパー付き(内側にふたが装着されている)煙突を差し込みます。つまみを本体の外側または左右になるようにします。本体内側につまみを向けるとタンク装着時に干渉するんですね。

ちなみに、ダンパーを全開にすればよく燃焼し、狭くすると燃焼を抑えられます。火の粉を抑える効果もあります。

ストレートの煙突をつなげ、最後にスパークアレスターを装着します。スパークアレスターはメッシュ状になっているので、煙突から大きな火の粉が飛び出すのを防ぐ役割があります。

今回は無風かつフラットな地面なのでこのままで安定していますが、風のある日や煙突を延長したとき、ベントパイプを装着したときなどはスパークアレスターのフック(3カ所)に張り綱を付けてペグで地面に固定しましょう。

3本脚だと、正直、安定性に不安があります。脚の接地部分にはペグ用の穴があいているので、場所を決めたら無風であってもペグで固定しておきます。防火シートを敷いてペグダウンできない場合は、スパークアレスターに張り綱を通して転倒対策をしておきたいですね。

【次ページ】キャンプでいつでもお湯が使える幸せ

この記事のタイトルとURLをコピーする