【マツダ新CX-3試乗】MTで“走る楽しさ”を実感。ルックスも美しい

“ちょっと古い”クルマ好きにとって、マツダのカーラインナップを見ていてうれしいのは、いまだに多くのモデルに3ペダル式のMT車を用意していることです。

いまやスペック上では、加速性能でも燃費の面でも、最新式ATの後塵を拝することが多いMTですが、クルマをダイレクトに操れること、自分の運転技量がそのまま反映されるところ、そして単純に、手足を動かして運転を楽しめるのが、3ペダル式MT車のいいところです。

マツダの場合、スポーツカーである「ロードスター」はもとより、「デミオ」、「CX-3」、「アクセラ」、さらに、旗艦モデルの「アテンザ」にまで、6MT車が設定されています。

どんなクルマもクラッチを踏んで、“手こぎ”でドライブすると、たちまちスポーツカーに変身する…というのは、ちょっといい過ぎですが、クルマ好きの感覚として、「マニュアルギヤボックスと“スポーティ”は分かちがたく結びついている」といえるのではないでしょうか。

マツダは、「コスモスポーツ」をウルトラ警備隊に納品していたころから、“スポーツ”を社是としているようなところがありますから、21世紀になっても、MT車をしっかりラインナップしているのは、当然なのかもしれません。

日本市場ではすっかり“マニア”向けのアイテムとなったMTですが、マツダというブランド自体、わが国においては「圧倒的にメジャー!」…というわけではないので、イメージ的にも、実利の面でも、MTモデルをカタログに載せておくことは、意味があるのに違いありません。

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