Google Pixel Watch 2を買う前に知っておきたい7つのこと

4. Fitbitアプリは運動をしない人にも役立つ

フィットネストラッカーとして実績を持つ「Fitbit」の機能を使えることもPixel Watchの利点。

スマホで各種設定を行う「Google Pixel Watch」アプリのほかに、「Fitbit」アプリをインストールする必要がありますが(Pixel 8/8 Proにはプリインストールされている)、Googleアカウントでログインできるので、初めての人でも簡単。Pixel Watchで計測した運動の記録などが、「Fitbit」アプリに同期され、蓄積されていきます。

▲運動や健康のデータを「Fitbit」アプリに同期して記録できる

ランニング、ウォーキングなどの運動を自動で検出して、ワークアウトとして記録することをすすめてくれる「自動ワークアウトモード」にも対応。

例えば、10分ほど歩いていた場合、通知を受けて記録を開始すると、その10分をさかのぼったデータも記録される仕組み。なお、この機能は、前モデルのPixel Watchも近日中にアップデートで対応する予定。

▲運動中の計測データも見やすい

▲計測結果はウォッチの画面でも見られるが、「Futbit」アプリのほうが見やすい

Pixel Watch 2は、ただ腕に巻いているだけで、睡眠状態や身体反応も計測できます。身体反応は、新たに搭載された皮膚温センサーや電気センサーを用いて計測するため、前モデルのPixel Watchでは利用できません。

筆者は、まだ3日ほどしか使っていないので、どんなふうに役立つかは実感できていません。しかし、ストレスや興奮などの変化を検出すると知らせてくれて(通知はオフにもできる)、そのときの自分の気分を記録できる仕組み。1週間の計測結果を見て、自身の生活週間を振り返り、ストレス軽減に生かせる趣向です。

▲身体反応を検出すると、通知されるように設定可能

▲「イライラ」「不安」「悲しい」「穏やか」など、そのときの気分を記録できる

▲身体反応の記録は「Fitbit」アプリで振り返ることができる

 

5. おサイフケータイも利用可能

Pixel Watch 2は、前モデルに引き続き、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。「Suica」を使えて、Google Payに登録したクレジットカードの「iD」と「QUICPay」の機能も利用できます。

筆者は新しい「Suica」カードを追加し、従来からGoogle Payに登録していた三井住友VISAカードをPixel Watchに追加して「iD」を使えるようにしました。設定には、やや多くのステップが必要ですが、Pixel Watch 2のメニューから「Google ウォレット」を選択して「+」をタップするとスマホで設定するように導かれ、スマホに表示される案内に従って設定できます。ただし、すでに使っている「Suica」を移行させたい場合は、やるべきことが増えるので、Suicaのウェブサイトなどで手順を確認してから行うことをおすすめします。

▲Pixel Watch 2からは「Google ウォレット」を選択して、「+」(追加)すると、スマホでの設定に導かれる仕組み

▲スマホの「Google Pixel Watch」アプリからは「Google」→「Google ウォレット」に進むと、画面の案内に従って設定可能

Pixel Watch 2でおサイフケータイを設定する際に、パスコードやパターンでのロックの設定を求められます。しかし、「Suica」を使う際は、ロック解除などは必要なく、ホーム画面のままでピッとかざすだけで反応しました。Androidスマホで使えるスマートウォッチで、おサイフケータイに対応している機種はまだ少ないので、大きなアドバンテージと言えそうです。

▲Suicaは、スマホに入れた場合と同じように、かざすだけで使える

 

6. 電池持ちはイマイチ

前モデルのPixel Watchは「電池持ちがイマイチ」という評価をよく耳にしました。筆者が実際に使っていても1日持たせるのがギリギリで、毎日充電が必要でした。

新しいPixel Watch 2のスペックを確認すると、バッテリー容量は306mAhで、持続時間は「常時表示で24時間」となっています。前モデルは249mAhで、標準的な使い方で24時間だったはずなので、電池持ちが向上したことを期待できそうです。グーグルがメディア向けに開催した説明会でも、電池持ちはよくなり、「常時表示をオフにすれば30時間くらい持つ」と説明されました。

筆者が3日使った印象は、グーグルの公表通り。夜の0時にフル充電して、睡眠の計測を行い、翌朝からそのまま使い続け、約1時間のウォーキングの計測にも使ったところ、22時30分ごろに電池残量が10%以下になったアラートが表示されました。ちなみに、運動をしなくて、観劇のために3時間ほど機内モードにした日は、23時になっても20%以上残っていました。

前モデルよりも若干良くなったとは言え、毎日充電が必要なのは不便。GPSを使うワークアウトを長時間行う人は、1日持たずに電池が切れてしまうこともあるでしょう。ワイヤレス充電に対応していないので、電池がピンチになったら、スマホの背面に載せてチャージ、といったこともできません。バッテリー周りの仕様は、さらなる進化を期待したいところです。

▲前モデルの充電器はウォッチを載せる台に何もなかったが、Pixel Watch 2用は4つのビスがあり、マグネット式でしっかり装着できるようになった

▲30分で50%まで、75分で100%までの充電が可能。睡眠を測定したい場合は、夜の入浴時間などを利用して充電するのがおすすめ

 

7. スマホの回線によってはLTEモデル非対応なので要注意

Pixel Watch 2は、スマホと接続されていない状態でも通話やデータ通信を利用できるLTE対応モデルも選べます。筆者が借りたのもLTE対応モデルなのですが、あいにくPixel Watch 2とペアリングしたGoogle Pixel 8はLINEMOで使っているために、LTE対応モデル独自の機能は検証できませんでした。

しかし、前モデルのPixel Watchでは体験済みで、LTEモデルでは、スマホとの接続なしで電話やメッセージを利用でき、「Googleアシスタント」を使ったり、「Google Play Music」をストリーミングで聴いたり、「Suica」で決済したりもできます。ランニングをするときや、ちょっとした外出にスマホを携帯する必要がなくなるわけです。

LTE対応モデル独自の機能を利用するには、auは「ナンバーシェア」、ソフトバンクは「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」への加入が必要。povo、LINEMOはこれらに対応していないので要注意。ドコモは11月以降にPixel Watch 2を発売するのに合わせて「ワンナンバーサービス」に対応させることを発表済み。「ワンナンバーサービス」はahamoにも対応しているので、ahamoのユーザーはLTE対応モデルも選択肢に加えて検討するといいでしょう。

▲LTEモデルの設定は「Google Pixel Watch」アプリの「モバイルネットワーク」から行えるが、対応していない場合はこのような表示が出る

*  *  *

Google Pixel Watch 2は、現在スマートウォッチに求められる機能は全て揃っていて、アプリを追加して機能を拡張することも可能。前モデルよりセンサーの性能が向上したので、健康のために使ってみたいという人にもおすすめ。個人的には、電池が1日しか持たないことに不満を感じましたが、ヘビーな運動をしない人や、毎日睡眠を計測しないのであれば、許容範囲でしょう。

>> Google Store

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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