コーヒーのドリップバッグの「浸る」「量が見えない」問題は道具を使って解決しよう

ほんの少しだけカップ内にバッグの下部が入りましたが、これぐらいなら無問題。測ってみると引っ掛ける部分がカップのフチから上に約47mm高くなっています。これなら、浸る心配もないしカップ内も見やすそう。

ではお湯を注いでみましょう。

バッグがコーヒーに浸る心配は微塵もありませんね。

しかもカップ内がよく見える。これなら、どのぐらい抽出したかが目視できるので、小さいカップの時も安心です。

ちなみに淹れ方で気をつけるべきポイントは、ハンドドリップと同じ。

・お湯は沸騰状態から少し冷ます(90℃前後)
・粉がすべて湿る程度のお湯を注いで蒸らす(15~30秒程度)
・中心に2~3回に分けてお湯を注ぐ

お湯をたくさん注げばあっさりに、少なくすれば濃くなります。これは好み次第。UCC「珈琲の達人」は7g、キーコーヒー「KEY DOORS+ ドリップオン」は8gの粉が入っているので、一般的にお湯の量は100~120gぐらいが目安になりますが、好みの量を見つけて「ドリップバッグの半分ぐらいまでお湯を入れる×3回」といったように、目安を作っておくといいかもしれません。

抽出後は、いよいよ受け皿の出番です。

抽出し終わったらホルダー上部を持ち、ひょいっと受け皿に移動させるだけ。広げられる下部と違い、上部はカタチがしっかりしているので、片手で持っても安心感があります。取り付け時に広げた場合は、多少フチへの引っ掛かりがありますが、その場合はカップを押さえて外しましょう。

コーヒーの味わいですが、やはりホルダーを使わず浸漬式で淹れた時よりクリアになりました。

それに、浸した場合はドリップバッグの下が結構濡れているので、外す時に雫をこぼしちゃうこともあるんですが、ホルダーを使って透過式で淹れたら、ほとんど水分は落ちているので、こぼす心配も減るのではないでしょうか。

*  *  *

“ドリップバッグホルダー”なる商品は、検索するとかなりたくさん出てきました。今回はオークスの製品を使いましたが、受け皿が必要ないならホルダーだけのモノを選んでもいいと思います。またホルダーのカタチもいくつかバリエーションがあったので、普段使うカップを想定して選んでみるといいかもしれません。

浸るのがイヤだ、淹れた量が見えるようにしたい、という人は、数百円ぐらいの商品も多いのでぜひ一度お試しを。

>> オークス

>> 欲しくなるコーヒー道具

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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