最近流行りの“ながら聴き”ができるオープンイヤー型イヤホンは飴耳の救世主となるか!?

■軽くて装着感も良好(メガネがなければ)! オープンイヤーの開放感は好きな人は好きなのかも

いよいよ、実際に試聴してみます。筆者はクラブミュージックが好きなので、イコライザーは「EXTREME BASS」で、曲はThe Chemical Brothers「Music : Response」にしてみました。

▲どらどら…

ムムム…! まず付け心地ですが、ギュッとした窮屈さはなく軽くて良好。ただ、写真の通りメガネやサングラスとの相性は最悪です。同時に付けるのはなかなか至難の業かもしれません。ちょっとそこは残念な点かなと…。裸眼やコンタクトの人は快適に装着できると思います。

そして音質。あら、意外とクリアで低音も出ているじゃないの。ただ、やはりオープンイヤー型の弊害と言いますか、音がやはり“抜け”ますね。個人的にはズンズンと内蔵(脳)を抉りに来てほしいところですが、それは難しい模様。まあ、オープンイヤー型なんだからわかりきってはいましたが。でも何と言うか、野外ライブで音楽を聴いているような開放感とでも言うべきか、爽快感みたいなものもありました。当然ですが、完全に好みで分かれそうです。

▲めちゃめちゃメガネが浮く…。うーん…

そして所謂“ながら聴き”ですが、確かに密閉型と違って外の音は聞こえてきます。てことは逆に音漏れも結構しちゃうんじゃないの? と思っていたのですが、音漏れはほぼないようでした(家族に確認済み)。よっぽど大音量じゃない限り、電車などで周囲に迷惑をかけることはなさそうなので、オープンイヤー型で懸念していた部分は払拭できました。

▲軽(かり)ぃ!

ちなみにイヤーピースは各13.1g。他と比べてどうかはわかりませんが、耳にフックするタイプということもあり、個人的には長時間使用してもまったく苦にならない軽さでした。ていうか、イヤホンだけでも連続使用約6時間、充電ケース合わせたら+18時間で24時間も使えるみたいです。以前使っていたイヤホンより4倍くらい長い。

▲ネックバンド、付けてみた

また、ネックバンドを付けるメリットって何かあんのか? って恥ずかしながら思っていたのですが、ちょっと外したいときとかに便利ですね。そのまま首に下げていられます。Oh! LOVE IS ENERGY! いいじゃん、いいじゃん、いいじゃん(EE JUMP)!

▲とにかく耳の中に入れなくて済むのがサイコー(ガンダム)

他にも、IP54等級で防水防塵対応だったり、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント対応だったり、あるとうれしい機能が搭載されているのですが、と・に・か・く! 1番言いたいのは初めにも申しましたが、耳の中に入れなくて済むからイヤーピースが汚れないってこと! 毎回外す度に拭かなくて済むってこと! イヤホンを使い出して何年? もう20年以上経ちますが、今までチェックしてこなかった自分を恥じたい! あとは本当にメガネ・サングラスをかけていても装着しやすい形状にしてくれれば完璧! JBLさん、オナシャス!

と、いうことで今回もなかなか良いアイテムを買ってみてしまったようです。もし、これからイヤホンを購入しようと考えている人や何を選べば良いかわからない人の、参考に少しでもなれば幸いです!

ちなみに今回のタイトルはフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をちょっとだけ意識しました。気付いた人、もしいたらエライ!

>> JBL

<取材・文/手柴太一(&GP)>

 

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