■缶クーラー包みはチタンマグにも応用できる
さて、ここからは包み方の応用です。
アソビトが提案している"缶クーラー包み”は、アルミ蒸着部分を二重にして、手のぬくもりを缶に伝えにくくする包み方です。

端っこに缶ビールを置いて、くるくる巻いてから上下を畳みます。

底は缶を包み、飲み口は外に向けるのがポイント。少し缶よりも太くなるので、手の甲を生地の下に潜り込ませれば手が疲れません。生地だと滑りにくいし、万が一、指が離れそうになっても、上側の生地がちょっとしたストッパーになります。よくできてる。
▲ハンドルをたためるチタンマグに応用
軽くていいけど保冷力は0のチタンのシングルウォールマグ。同じように「ビア・サーモラップ」を巻いたら冷たさが長続きします。いいかも。
■コジー包みでパックご飯のあたためもできる
アルファ米やフリーズドライなどお湯を注ぐだけの食品の保温効果を高めるのが“コジー包み”です。

中央に食品を置いて、角が食品の底に当たるように折りたたみます。
あとは底、左右をたたみ、最後に上から生地を被せれば完成。

食品を2個、3個重ねて保温してもOK。
耐熱温度は非公表ですが、一般的なポリエステル(生地)やポリエチレン(アルミ蒸着フィルム)の耐熱温度は60℃〜。100℃〜のものもありますが50〜60℃を上限とするといいでしょう。
▲パワフルなカイロだと70℃に達する場合もあるようなので、ごく一般的なカイロを使用
ちょうどインスタで自衛隊東京地方協力本部のライフハックが話題となっていたので、カイロで挟んだパックご飯を包んでみました。
あんまりピッチリしすぎると発熱に必要な空気が入りづらいかなと思って少しゆるめ、ふんわりかぶせました。

80分後。
平均的なカイロは最高60℃ほどに達するそうですが、そこまで熱っという感じはなく、アルミ蒸着フィルムへのダメージもありませんでした。
肝心のパックご飯はレンチンしたときのような熱々ではありませんが、ほんのりあたたかい。ほどよい硬さでおいしく食べられます。
自衛隊のライフハックではアルミホイルで二重に包むそうですが、「ビア・サーモラップ」ならゴミになりません。こんな使い方ができるのはちょっとうれしい。
▲全3色で展開
「ビア・サーモラップ」はその断熱性を活かしてクーラーバッグ、缶クーラー、コジーなどに使えます。分厚いとまでは言えませんがしっかりとした生地で、ちょっとした緩衝材代わりにもなり、汎用性の高さはピカイチ。
保冷だけでなく保温にも役立つので毎日のお弁当にも役立ちます。これで1枚3000円以下とはコスパよすぎです。
>> asobito
<取材・文/大森弘恵 撮影協力/ビッグウイング>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X
【関連記事】
◆これぶら下げてたらキャンプで便利じゃない?asobitoの「ネックストラップ」の使い方を考えてみた
◆asobitoの調理道具ケースが「キャンプでドリップコーヒーセット」にピッタリすぎて感動!
◆焚き火道具は薪と一緒にasobito「焚き火バッグ」にひとまとめ!薪が余った時にも助かります
- 1
- 2


























