■しゃがみ作業だけど、意外と疲れない

唯一の注意点は、しゃがんで作業するスタイルになること。立ったまま使える道具ではないため、腰や膝に不安がある人には少し負担になるかもしれません。
とはいえ、使い方はとてもシンプル。道具をしっかり握って、腕を使って地面を引くだけ。小刻みに動かす効果的。ガツガツ振り回したり、雑草を力任せに引き抜く必要がない分、身体への負担は想像以上に軽く、長時間作業でも意外と疲れにくいのが特徴です。
■一気に片付けたいなら他の道具。でも“仕上げ”には最強!
▲ピーラー後の地面の様子。地面の皮むきが如く、地表スレスレできっちり草刈り可能
もちろん、広範囲の雑草をざっくり刈るなら、「三角ホー」や「削るくんシェーバー」のような道具に分があります。スピードと効率を重視するならそちらのほうが向いています。
▲細い刃で草をしっかりキャッチでザクザク切れていく。上部の荒い面は刈った草を集めるときにレーキとして使える
ですが、細かい部分まで丁寧にキレイに仕上げたいときや、地面をなるべく荒らしたくない場所には「草刈りピーラー」が圧倒的に向いている。特に玄関前やアプローチ、芝生の縁、花壇まわりなど、人目につく場所ではこの道具の“繊細な仕事ぶり”が光ります。
以前紹介した、「ウェーブカッター」と使い勝手は似ていますが、ザクザク進めたいのであれば「ウェーブカッター」、地面を荒らさずにキレイに片付けたいなら「草刈りピーラー」と使い分けるのが良さそう。
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GardenHelperの「草刈りピーラー」は、見た目のユニークさに反して、かなり本格的な除草ツールです。特に、固く締まった地面に生えた雑草を、根元からしっかり・キレイに取りたい人にとってはベストな1本。
ザクザクと“削っていく”心地よさ、道具の動きで草がごっそり消えていく爽快感。
草むしりがちょっと楽しくなる、そんな道具です。
▼実際の使い勝手は動画でチェック
>> 石黒金属
<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。ボサボサの庭はまずいので今年も楽にガシガシ使える除草アイテムを試してみる所存。
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