バイクシーズン到来で目玉モデルが続々登場!【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】

■まだまだあるぞ!期待のニューモデル

ヒットの予感がしてならないモデルがまだまだワンサカあるのが今シーズンの新型バイクラッシュ! 創立100周年を迎えたBMWは全世界1923台の限定車を発売し、マニアでなくとも喉から手が出るところ。伝統のボクサーツインエンジン搭載のR nineT 100 Yearsは、光沢のあるブラック塗装に白の二重線で縁取られた燃料タンクとホイールカバーを採用し、クラシカルなイメージを強調するクローム仕上げだからもうファンはたまりません!

個性豊かで中毒性のあるスズキからも強烈なストリートファイターがデビュー間近。GSX-8Sの並列2気筒エンジンは776ccと中途半端な排気量に感じますが、実はミドルクラスと呼ばれる根強い人気のあるカテゴリー。持て余すことがないとベテラン層を唸らせ、大型ビギナーにも扱いやすいです。

ヤマハからはバイクでは世界初となるユニファイドブレーキシステム(UBS)を搭載したトレーサー9GT+が登場。前走車と一定の車間を保って追従走行するだけでなく、ブレーキ制御もより緻密なものに。電脳化を加速させています。

GB350やZ900RSといった大ヒットモデルも健在で、何がいいかと考えるだけで楽しくて仕方がありません!

 

【NEXT HIT】

■1世紀の重みを感じる高級感とハイセンス!

限定1923台のワケは、航空機の製造からスタートしたBMWが最初のバイク「R32」つくったのが1923年だったから(青木さん)

BMW
「R nineT 100 Years」(284万6000円〜)

クラシカルな雰囲気と現代的エッセンスを融合させ、レトロモダンなカフェスタイルでシーンを牽引する立役者。左右に張り出したボクサーツインエンジンこそBMWの特権で、タンクには100周年エンブレムが誇らしげに備わる。

▲シリンダーが左右に張り出すボクサーツイン。左右のピストンが重いパンチを繰り出しながら走る感覚が味わえる

▲カフェレーサースタイルのシングルシートカウルに憧れるライダーも多いはず。まさか標準装備とは思いもよらず

 

■軽快感の中にアグレッシブな面構えとマッシブさ!

スリムでコンパクトなミドルクラスは、ツウなライダーにも一目置かれる存在。見栄など張らない実力主義の貴方に(青木さん)

Suzuki
「GSX-8S」(価格未定)

LED縦2眼ヘッドライトは、スズキらしいアグレッシブなフロントマスク。若干の前傾姿勢をもたらすバーハンドルで、やる気満々なクラウチングスタートで襲いかかるストファイスタイルとしている。見た目だけでなく、新作エンジンも独自のクロスバランサーで振動を抑えパワフルそのもの。軽快な走りを実現。

 

■レーダー連動ブレーキ制御でワンランク上の前車追従へ!

快適性や安全性を飛躍的に向上する電子制御デバイスは四輪で先行しますが、バイクだって負けていません!(青木さん)

Yamaha
「TRACER9 GT+」(価格未定)

前走車との車間距離を自動調整する追従型のアダプティブクルーズコントロールはすでにバイクでも採用されていたが、ミリ波レーダーと6軸IMUから得た情報で前後ブレーキを制御するUBSは初めて。加速度や傾斜角に合わせて前後の制動力を配分し、タイヤの滑りも抑制するという超電脳派へ進化している。

 

【BEST HIT】

■Z1をモチーフにしたカワサキ伝統のスタイリング

集合マフラーが低く厚みのある排気音を奏でるのは、カワサキ初の排気系サウンドチューニングが施されたため(青木さん)

Kawasaki
「Z900RS」(143万円〜)

“売れているバイク”の大本命。もっと大排気量で性能や装備がスゴい機種は沢山あるものの、なぜこんなにも売れるのか…!? 往年のZへの憧れから入る人もいるが、Z900RSに乗ればビッグバイクに求める願いを全て満たしてくれるのが人気の秘訣。充分すぎる性能に堂々たるスタイルで、言うことなし!!

 

■正統派スタイルで大人気!

弾けるような歯切れのいいサウンドも人気の秘訣で、鼓動を感じながらゆったりとツーリングしていただきたい!(青木さん)

Honda
「GB350」(55万円〜)

シンプルな鋼管スチール製フレームにシリンダーが直立した空冷単気筒エンジンを搭載し、温かみのあるカタチのタンクやベーシックな丸型ヘッドライト、オーソドックスなツインショックなど、これぞ単車と言わんばかりの普遍的なフォルムと低価格がウケて大ヒット。シフトペダルがシーソー式であることも熟練は絶賛する。

 

■その手があったか!125の車体のまま160ccまで拡大

車重を増やさず排気量は右肩上がり。合法的裏ワザで市街地をスイスイ走れば、やみつきになる身のこなしの軽さです(青木さん)

Honda
「PCX160」(41万2500円)

原二スクーターの人気を牽引するPCXは言わずと知れたヒットモデルだが、兄貴分の160もまた引っ張りだこ。大径14インチのフロントホイールを履き、安定感抜群の車体だから高速道路が走れるようになっても快適で俊敏なのは変わらない。ビグスクにはなかったコンパクトさで、都会の快速王の座を欲しいままに。

 

■最新技術で往年の英国車が現代にそのまま復活!

イギリスで誕生し、現在はインド資本下。ホンモノのレトロテイストが味わえると、世界中のバイクファンが注目しています(青木さん)

Royal Enfield
「Classic 350」(69万4100円〜)

ロングストロークの空冷単気筒エンジンをタイムスリップしてきたかのようなヴィンテージルックの車体に搭載。英国の旧車らしさを完璧なまでに現代に蘇らせたから頭が下がる。排ガス規制の影響からロングセラーのヤマハSRが絶版となり、ポッカリあいた穴もクラシック350なら埋めてくれそうだ!

※2023年3月4日発売「GoodsPress」4月号62-65ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】

<文/青木タカオ>

 

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