飛行機モデルの見せ場!エース機のコクピットを塗装でリアル再現!【達人のプラモ術<飛燕>】

【達人のプラモ術】
タミヤ
「1/48 川崎三式戦闘機 飛燕1型丁」02/04

戦闘機やバイク、ロボット、スポーツカーなど、さまざまなプラモデルの作り方・楽しみ方を紹介する、プロモデラー長谷川迷人さんによる【達人のプラモ術】。

塗装では再現できないクロームな質感を再現したメッキ「飛燕」。難易度の高い迷彩塗装をデカールで再現できてしまうのが本キットの特徴ですが、より実機らしく仕上げるためには、やはり塗装は欠かせません。今回は飛行機モデルの見せ場、細部まで再現されたコクピットを塗装でリアルにしていきます。

*  *  *

前回はメッキ落としの溶剤を使って、塗装するパーツのメッキを剥離させました。メッキパーツはそのままでは塗装が定着しない(塗料は塗れますが簡単に剥げてしまう)ため、メッキが施されたキットの製作では欠かせない作業となります。

そして今回は、メッキを落としたコクピットを塗装していきます。製作しているタミヤ「1/48 川崎三式戦闘機 飛燕I型丁 シルバーメッキ仕様(迷彩デカール付き)」(4730円)は、タミヤの飛行機モデルの中でも発売時期が新しいこともあり、コクピットの再現度は目を見張るものがあります。計器やサイドパネルのスイッチ類等も忠実に再現されており、ディテールアップパーツ等を使わなくてもリアルなコクピットを再現できます。パーツの精度も高く、ピタリと組み合わせせることができるのはさすがタミヤクオリティ。ただし小さいパーツが多いので、組み立てには精密ピンセットが必要になります。

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!「@Modelart_MOVIE」も配信中。

 

【次ページ】まずはコクピットを仕上げる

この記事のタイトルとURLをコピーする