日本の伝統と革新技術が織りなすプレミアム家電と工芸美小物18選【CRAFTSMANSHIP】

■アプリで操作可能な南部鉄器サーキュレーター

FUMA
「香り導くサーキュレーター(南部鉄器)」(7万9704円)

 

台座にアロマストーンを置くと、風とともに心地よい香りを届けてくれるサーキュレーター。球体部分は、約900年の歴史を持ち、香炉としても愛用されてきた南部鉄器製。3回行う塗装工程は、それぞれ色合いを変えることで深みのある色に。送り出される香りの濃度はわざと不均一にし、より効果的に香りを感じられる。

▲南部鉄器部分を制作したロジアソシエイツは伝統の技術を継承しつつ、現代にマッチする形状・色合いになるよう工夫している

 

■土鍋のふっくらご飯を普段の操作で味わえる

シロカ
「かまどさん電気」(8万6184円)

三重県伊賀市で奈良時代から焼かれてきた陶器「伊賀焼」。かまどさん電気は、天保3年創業の窯元長谷園の土鍋をそのまま使った全自動電気炊飯土鍋。土鍋を温める直火を再現するため、熱源にはシーズヒーターを採用。鍋表面の無数の穴により鍋が呼吸し、程よく蒸れた美味しいご飯を保ってくれる。「おこげ」を楽しめるモードも備える。

▲炊飯時は、米を入れた土鍋を本体の上にセットする。土鍋で作ったご飯の “ような” 炊飯器ではなく、本当の土鍋で炊いたご飯を味わえるのだ

 

■美しさと香りを楽しむ幻想的なランプ

照明作家 谷俊幸
「HANABI」(5万2920円)

伝統工芸「曲げわっぱ」の技法を用いたペンダントライト。照明作家の谷俊幸氏が、秋田の職人の元で修行し、制作した。素材に使われる秋田杉の美しい木目や風合いが視覚を、灯りを燈した時に漂う独特の香りが、嗅覚を刺激する。モダンで幻想的な灯りは洋室にも和室にもマッチする。

▲線状の木目と曲げわっぱのシルエットが美しい。ライトアップしていない日中でも、インテリアアイテムとして成立するデザイン

▲秋田杉の線状の木目が印象的で、見ているだけでも飽きない。明かりを灯すと、光が放射状に広がるように作られている

 

■完成までに124工程!心も潤す加湿器

カドー
「加湿器 STEM 620 紅葉」(27万円)

カドーが、輪島塗技法で輪島漆器を制作し続けている千舟堂と「普遍的で永く愛されるモノづくりを」という思いから共作。最大600ml/hの加湿能力を持ったパワフルな加湿器「STEM620」のカバーに、輪島塗が施されている。一つ一つ職人の手作りで、完成までに数カ月を要す一点物。美しい紅葉柄を置くだけでも部屋の空気が潤いそうだ。

▲輪島塗が出来上がるまでには124の工程が必要。古くから分業が進んでおり、「木地師」、「塗り師」など工程ごとに専門の職人がいるのだとか

 

■100年の技術が融合したプレミアム扇風機

パナソニック
「高級扇風機 RINTO(リント)」(実勢価格:9万3000円前後)

100年以上、扇風機を作り続けてきたパナソニックの技術の集大成とも言える高級扇風機。重厚感のある美しい褐色のポールは、同じく100年の猟銃作りの歴史を持つミロクグループによるもの。厳選したウォールナットを最適の温湿度で乾燥させ、削り出しや研磨などの工程を経て作り出す。べっこう調の羽根が上質な風を届けてくれる。

▲漆黒で艶やかなベース部はまるで磁器のよう。風量は8段階で変更可能な上、「温度センサー」を搭載しており、自動で風量調節してくれる

 

■美しい模様でスパッと切れるレターオープナー

龍泉刃物
「レターオープナーリコルネLR01」(2万2140円)

確かな切れ味と安全性を両立させた本革ケース付きレターオープナー。「越前打刃物」は福井県越前市で生産される700年の歴史を持つ刃物。中でも龍泉刃物は軽さと薄さ、切れ味の鋭さといった越前打刃物の特長を継承しつつ、硬質材と軟質材を重ね合わせた独自の鍛造技術を発明。製品には「龍泉輪」と呼ばれる美しい模様が浮き上がる

▲突起部を封筒の接着面の隙間に差し込むことで使用する。刃渡りはわずか2cmで使用時に手を傷つけないよう工夫されている

 

■匠の技が生かされた切れ味で身だしなみを整える

貝印
「関孫六 回転式鼻毛カッター」(1944円)

室町時代に岐阜県関市で名を馳せた刀匠・孫六兼元(まごろくかねもと)が生み出した名刀「関の孫六」。その高い信念が家庭用刃物に受け継がれている。鼻毛カッターにも継承され、切れ味は抜群。先端部を鼻孔に入れてレバーをプッシュすると、刃が回転し、肌を傷つけることなく鼻毛をカットしてくれる。お掃除用のブラシも付属。

▲刃の先端のスリットに入り込んだ鼻毛をカット。鼻孔から出ている部分はカットしつつ、切り過ぎないことで鼻毛本来の役割も保つ

▲ハンドル部分には関孫六のロゴが印字。刃の切れ味はさることながら、丈夫で長く使えるのも職人の高い技術力が結集しているからだ

 

■まるでからくり箱!? 話題に困らない名刺入れ

東京手仕事
「名刺入れ Yuitsu」 2万3760円

板を差し合わせて作る木工品、「指物」の技術を使った名刺入れ。その代表的な技法で、金釘を使わない「ほぞ組み」で組まれたボディは丈夫で長く使える。一見するとわからないほど一体感のある引き出しは、長辺に力を込めることで現れる。指物の名刺入れを使えば、挨拶の場も盛り上がりそうだ。サイズは100×17×69mm

【次ページ】ザクまでも伝統工芸品に?

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