ガンプラ新ブランド「MGEX」は劇中再現度がハンパない【秋の夜長のホビー道】

第1弾となるユニコーンガンダムのキットは極限の“発光機構”がテーマ。劇中同様に、赤もしくは緑のライトが内部で点灯するこだわりの仕様だ。

「ディスプレイモデルとしては、ひとつの完成形ではないでしょうか。ENTRY GRADEとは打って変わって、自分で手を加えるよりも、完成状態を楽しむキットと言えるでしょう」

劇中同様に内部が光るだけでなく、腕や脚などの各部が可動し、ポージングの自由度が高い点も、モデラーとしても活躍しているパンクブーブー・佐藤哲夫さんは評価する。

「フレキシブルLEDシートという発光パーツを全身の内部に組み込む設計なのですが、ヒジやヒザがしっかりと曲がるのが本当に驚き! 緑と赤のライトが光るから、これからの季節だとクリスマスツリーにちょうどいいかも。“ラストシューティング” のポーズを取らせて、雪なんかのせたら、もう完璧じゃないですかね(笑)」

 

■“可能性の獣”を劇中さながらに鑑賞したいならコレ!

BANDAI SPIRITS
「MGEX 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」(2万5300円)

OVA『機動戦士ガンダムUC』の主役機を、新ブランドの第1弾としてキット化。新設計により、ユニコーンモードからデストロイモードへの “変身” が従来キットよりもスムーズに行える。ビーム・ガトリングガンをはじめ、劇中で使われた多彩な武器パーツが付属。

 

▼“NT-D”発動のように赤いライトを点灯できる

ニュータイプやニュータイプとして強化された人間を感知して“NT-D”システムが発動した際の赤い輝きを再現。装甲の隙間から漏れる光の表情は劇中さながら。なお、格納庫をイメージした専用ケージが付属。ディスプレイした状態は、主人公バナージがユニコーンガンダムを初めて起動させて出撃する名場面を想起させる。

 

▼色調変化によって“覚醒状態”の緑に輝く

ユニコーンガンダムの内部に備わるサイコフレームが最大の共振状態に達した際、赤から緑へと変わる様子もフレキシブルLEDシートで楽しめる。本体だけでなく3つのシールドファンネルにも発光ギミックを内蔵。専用ディスプレイスタンドとの組み合わせによって、ネオジオングとの最終決戦で見せた印象的な防御シーンも甦る。

©創通・サンライズ
※2020年10月6日発売「GoodsPress」11月号掲載記事をもとに構成しています

> 【特集】秋の夜長のホビー道

<取材・文/ナゴヤリュータ 写真/園田昭彦>

 

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