迷ったら“黒”を選べばOK!どこへ行くにも活躍する黒スニーカー5選

1. 素材・生産すべて国内にこだわるハイブリッドスニーカー

ブルーオーバー
「pholus」(4万6200円)

完全に日本国内のみでスニーカーを生産することが困難となってきている昨今、可能な限りの資材を国内で調達し、製造を行う大阪生まれのスニーカーブランド。それがblueover(ブルーオーバー)です。

ここで紹介するのは、100年の歴史を持つ老舗タンナーの防水ステアレザーを纏い、革靴とスニーカーの両方の良さを掛け合わせたハイブリッドモデル「フォルス」。

ブランドオリジナル設計のラウンドフォルムのラストを、紳士靴シルエットにモディファイしたラストがシャープでフォーマルな印象を与え、静岡産の蝋引きシューレースがキリリと引き締めます。

国内では数少なくなったグッドイヤー製法技術が用いられた本モデルのソールユニットには、軽くクッション性に優れた神戸長田産のEVAとイタリアはビブラム社製のアウトソールを採用。重厚感のあるルックスからは想像もつかないほど、軽快な履き心地が味わえます。

また、履き込んでいくうちに内部のコルクと中底がゆっくり沈み、履く人の足に馴染んでいくのもポイント。ソールも交換を続ければ一生履き続けることが可能。まさに値段以上に価値ある一足といえます。

>> blueover

 

2. ゴアテックス搭載。防水透湿性を備えたタフなモカシン

ザ・ノース・フェイス
「ディケード ゴアテックス モカシン」(2万9920円)

続いてはアウトドアシーンのみならず、さまざまなフィールドで人気を誇るTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)から、地球環境にも配慮されたタウンユース用の防水カジュアルモデルをご覧いただきましょう。

非フッ素対応のゴアテックス メンブレンを使用したアッパー素材には、天然皮革にも比肩する質感に加え、摩耗耐久性と透湿性に優れたエコペットレザー“エアリー”を採用。水滴よりも小さく微細な孔が、雨などの水滴の浸入を軽減し、高い通気性を発揮します。

ボリューミーでタフなソールもあって、ビズシーンで履くのは難しいと思われるかもしれませんが、時期と場合を選べばしっかり有用。これから訪れる憂鬱な梅雨もそうですし、冬は積雪地帯に赴く際にもきっと活躍してくれるはず。

その証拠に、ミッドソールには厚みを持たせたEVA素材を使用してクッション性を高め、TPU素材のヒールスタビライザーで歩行時の安定性も向上。しかもアウトソールは張り替え可能となっており、長期間使用に耐えうるコスパの高さも魅力。

>> THE NORTH FACE

 

3. 高耐久、防水、透湿、それでいて洗練かつスタイリッシュな1足

リーガル
「レースアップレザースニーカー(GORE-TEX フットウェア)」(2万4200円)

ビズとカジュアルの両シーンに対応する意匠と柔らかく艶感があるレザーのコンビネーションが、大人の足元を魅力的に演出する1足。ブランドは、アメリカ生まれ日本育ちのREGAL(リーガル)です。

やや長めに設計されたシャープなラウンドトゥと洗練されたステッチワークにより、どの角度から見ても美しい仕上がりが楽しめます。またアッパーに耐久性と防水透湿性を備え、足を常にドライな状態に保つ、ゴアテックスを搭載したECCOレザーを使用している点も見逃せません。

耐滑性と屈曲性に優れたラバーと衝撃吸収を担うEVA素材を組み合わせた2層構造のソールが、一度でも履いたらクセになるような履き心地を提供。さらにはふんわり柔らかな低反発クッション入りのカップインソールも履き心地を支える重要なポイント。

カラバリには扱いやすいブラックをはじめ、シャドウ仕上げを施すことでドレッシーな雰囲気を持たせたダークブラウンとネイビーの3色展開。この仕様でこの金額だったら、1色といわず全色揃えるのもアリです。

>> REGAL

4. ウイングチップの見た目で、羽根が生えたような履き心地

パトリック
「PENNERER」(2万4200円)

1892年創業、フランスの老舗シューズブランド、PATRICK(パトリック)からは、一見するとウイングチップシューズにしか見えない変わり種をピックアップ。内羽根仕様のドレッシーな顔立ちと、ライニングにも柔らかなレザーを採用することで実現させた快適な履き心地が合体。

ブランドを象徴する2本ラインは、アッパーと同素材でさりげなく表現されています。スラックスからデニムパンツまで、どんなボトムスにも幅広く馴染んでくれる1足をお探しでしたらぜひ。

また、細やかなシボが型押しされたステアレザーの表面には、耐水性を高め、傷や汚れを目立ちにくくするウレタンコーティングが施されています。これによりメンテナンスも簡単ですし、光沢感が増したことで高級感のある佇まいに。

ここでスニーカーの本質たる履き心地にも触れるならば、取り外し可能でお簡単なカップインソールとグリップ力の高いアウトソールを採用している点は高評価。長時間の歩行も快適なので、外回りの多いビジネスマンたちにうってつけです。

>> PATRICK

5. こんなにラクなのにエレガントなローファー型「オールスター」

コンバース
「オールスター クップ ローファー」(1万8700円)

CONVERSE(コンバース)が2018年からスタートしたALL STAR COUPE(オールスター クップ)シリーズは、ドレッシーなカップソールを使用したヨーロピアンテイストな「オールスター」をテーマに、従来の枠にとらわれないファッション性の高いモデルを発信しています。

ここで紹介する新作モデルは、その名の通り、シューレースを廃したローファースタイルが特徴。リラックスムードとしっとり艶感をたたえる上質なブラックレザーのアッパーから放たれる高級感が、見事なマッチングを見せます。

さらに甲部分には、脱着出来るタッセル付きのキルトパーツが。その日の格好や気分によってスタイルを変えて楽しめますね。外貌はロゴもなくシンプルそのものですが、インソールに輝くゴールドのブランドロゴが漂わせる高級感もまた、良品であることの証明になっています。

まら、クップシリーズの特徴であるカップソールも、快適な履き心地の実現には欠かせないポイント。デザインと機能を兼ね備えたこのシューズは、オンオフ問わずさまざまなシーンに活躍すること請け合いです。

>> CONVERSE

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本記事の序文にもあったように“快適な履き心地とビジネスシーンにも対応する品格を伴いつつ、5万円以内に収まる”という条件で、さまざまなブランドからリリースされている黒スニーカーをセレクトしましたが、いかがでしたか? 新たな日々を快適に歩んでいくためのパートナーとして欠かせないシューズ。

それが革靴ではなくスニーカーの場合、毎週のように各ブランドから新作が発売されているため、初心者は何を買うべきかわからなくなって当然。そこで“ビジネスシーンでも履ける”というキーワードを検索条件に加えてあげることで、今自分に必要な1足が浮かび上がってきます。しかもデイリーで履くことが出来れば一石二鳥。ぜひお試しを!

>> 春の新生活ファッション小物特集

<文/TOMMY スタイリング/添田和宏 メイン写真/田中利幸>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

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