国内旅行を快適に楽しめる最強アプリ4選

1. 航空券は「スカイスキャナー」の横断検索を活用

飛行機で移動するのであれば、複数サービスを横断して航空券の価格を調べられるサービスを利用するのがおすすめです。普段愛用しているのは、「skyscanner(スカイスキャナー)」という格安航空券を調べられるサービス。

▲航空券だけでなく、ホテル、レンタカーの手配もできる(写真=左)。複数の航空会社の料金が調べられる(写真=右)

世界中の航空会社や旅行会社、ホテルなど約1200のウェブサイトから比較検索できるWebサービスで、海外に行くときだけでなく国内移動の航空券を探すのにも役立ちます。出発・到着時刻や乗り継ぎの有無など条件を細かく絞り込んで探せるので、自分でプランニングしたい旅にはぴったりです。

▲乗りたい飛行機の時間を変更すると料金も変動する(写真=左)。同じ便でも旅行会社によって料金が異なる(写真=右)

とくに気に入っているのが、どうすればさらに安くなるのかを提案してくれる点です。たとえば、「羽田空港でなく成田空港にすると1万円安くなる」とか、「出発日を1日後にすると8000円安くなる」などの情報を教えてくれます。

▲この場合は、1日遅く出発すると1人4001円が節約できるとアドバイスしてくれた

同様の横断検索サービスとして、「トラベルコ」「Googleフライト」「トリップアドバイザー」などがありますが、同じ便でもサービスによって料金が異なるので、とにかく交通費を安く抑えたい人は複数のサービスで料金を確認するといいでしょう。

これらの横断検索サービスを使う際にひとつ注意しておきたいのが、航空券の購入後のサポートにやや不安がある点です。たとえば、海外の旅行代理店の航空券を購入すると、問い合わせなども英語でしなければならなくなります。また、格安航空券の場合は振替便の対応などがなかったりするので、「安心を買いたい」という人は航空会社や日本の旅行代理店を利用したほうがいいでしょう。

とはいうものの、筆者はこれまで国内外の航空券を買うのにスカイスキャナーを利用していますが、とくに大きなトラブルに合ったことはありません。購入先の旅行代理店は、できるだけ評価の高いところを選ぶと安心です。

 

2. 高速バスや夜行バスでの移動なら「バス比較なび」

ライブやイベントで遠征する人なら、高速バスを愛用している人もいるでしょう。実家への帰省に使う交通費を抑えたい人や、夜のうちに移動して気軽に遠出したい人にとっても高速バスは最適な移動手段です。

さまざまな高速バス会社を横断検索できる「バス比較なび」は、バス移動に欠かせません。シンプルな操作性で検索できて、プランや設備サービスでの絞り込みも可能です。

▲検索のトップ画面では最安値情報が表示される(写真=左)。カレンダー上で料金が確認できるので、出発日を検討しやすい(写真=右)

実際に使ってみて便利に感じたのが、複数のプランをまとめて比較できる点です。一度に各プランの詳細ページを開いて見比べられるので、スマホでのバス検索が快適に行えます。

比較したいプランを選択し、「まとめて開く」をタップ(写真=左)。アプリ内でブラウザが開き、先ほど選んだプランの詳細ページが複数タブで表示される(写真=右)

 

3. 宿の予約は「旅比較ねっと」の横断検索を活用

宿を予約するとき、つい「じゃらん」や「楽天トラベル」などのサービスを利用する人が多いと思いますが、複数の旅行サイトから宿泊プランを比較できる「旅比較ねっと」というアプリを使うのもおすすめ。じゃらん、楽天トラベル、一休.com、エクスペディア、Booking.com、JTB、阪急交通社など全17の旅行サイトを横断検索して、最安のプランを教えてくれるんです。

▲最寄り駅で検索できるので、電車移動での宿を探すときに便利(写真=左)。リスト表示と地図表示の切り替えに対応(写真=右)

複数のサイトでの検索結果が表示される(写真=左)。各プランの予約状況がアイコンでわかる(写真=右)

さらに、iPhoneアプリの場合は、あらかじめ希望条件を登録しておくと、空室が発生したときにプッシュ通知でお知らせしてくれる機能も。すでに予約しているホテルでさらに安いプランが売り出されたり、満室だったホテルにキャンセルが出たりといった場合に、わざわざ検索し直す必要がありません。

▲空室チェッカーを活用して希望の条件に合う部屋を効率よく探せる

 

4. 荷物の預け場所は「ecbo cloak」で探すとスムーズ

国内を旅行する際に荷物をどこに預けるかというのは大きな問題です。とくに、東京や京都など海外からの観光客も多い場所では、空いているコインロッカーを探すだけでもひと苦労。そこで覚えておくといいのが、「ecbo cloak(エクボクローク)」というサービスです。

▲エリアと日時を入力して預ける場所を検索する(写真=左)。預け先の詳細ページで営業時間などを把握しておこう(写真=右)

このサービスは、コインロッカーの代わりにオンライン上で荷物の預け場所を事前予約できるのが特徴。カフェやカラオケ店、漫画喫茶などに荷物を預けられるようになっており、都内なら郵便局などが預かってくれる場合もあります。

▲預ける荷物のサイズと個数を入力(写真=左)。クレジットカードで決済する場所がほとんど。予約が完了したらスマホの画面を店頭で提示しよう(写真=右)

事前に予約できるので目的地に着いてから荷物の預け場所に困ることもないですし、実際に東京観光に来てecbo cloakを使ってみた友人も「これは便利!」とよろこんでいました。現在、東京、大阪、京都、福岡、北海道、沖縄、神奈川、愛知など対応エリアは順次拡大中。ぜひ旅行や出張で役立ててみてください。

 


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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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