機体の艤装を進めつつ約100枚のデカールを貼っていく【達人のプラモ術<F-35B ライトニングII>】

■脚、各カバー類の取り付け

脚の組み立て、塗装はインストの指示(43ページからの垂直着陸状態:工程105~147)で進めます。

驚いたのは前脚。脚収納部を組む際に脚柱を同時に挟みこんでおくのですが、その時点では折りたためるようになっており、塗装中、作業中の破損を防げるようになっています。そして機体塗装を終わらせた時点で引き出して接着固定するようになっているんですね。前脚の強度と作業中の破損を考えてのパーツ構成は作り手視点のタミヤらしい配慮だと感心させられた部分です。

▲破損防止のため、収納していた前脚は機体塗装が完了した時点で固定する

▲脚は垂直着陸状態のスタンドモデルとなるので、加重がかかっていない伸びきった状態のパーツを使用して製作

▲完成した脚を機体に組み込む

▲垂直着陸状態とする場合、機体下面にビスでスタンドをしっかりと固定できる

▲スタンドを使用しない場合、取り付穴はマグネットを組み込んだカバーを取り付けることで隠せる

▲塗装を済ませた尾翼類。接着のタブがしっかりとしているので、位置決めがピタリと決まり強度も確保できる

▲垂直尾翼はデカールを貼り込んだ後に接着する

▲エンジンカバー、脚カバー類を取り付けていく。接着用のタブが大きく強度もあるので位置決めや角度もピタリと決まる。作りやすさを配慮したタミヤスタンダードだ

▲エンジンカバーを取り付けたのち、エンジンを接着する

▲主脚両側にあるこの部分は、エンジンの圧縮機からの抽出空気を噴出させて垂直離着陸時やホバリング時の姿勢安定に使用するロール(=左右方向)ポスト

▲脚およびカバー類の取り付けが完了した機体下面。ウエポンベイカバーはミサイルなどを組み込んでからの取り付けとなる

 

【次ページ】小サイズのコーションマークなどを貼っていく

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