これだけ押さえておけばOK!今年、日本で提供されそうなApple新サービスおさらい

■スマホで家庭用ゲーム機みたいな体験ができるかも

「Apple Arcade」は、ゲームアプリが遊び放題になるサービス。2019年秋に150カ国以上で提供される予定で、まず日本でも展開すると思って間違いないでしょう。App Store内に「Arcade(アーケード)」というタブが新設され、プランを契約している場合のみ遊ぶことができます。料金の詳細は明かされていません。

▲App Storeに「Arcade」タブが新設される

Arcadeで提供されるゲームには、広告が表示されず、アプリ内課金もありません。また、1つのプランを契約することで、家族6人まででそのプランを共有して遊ぶことが可能。iPhone、iPad、Mac、Apple TVでシームレスな体験ができるほか、オフラインでのプレイにも対応します。

Arcadeでは、現時点で100以上の新作タイトルが提供されると予告されています。スペシャルイベントの発表では、開発陣としてSEGAやコナミといったゲーム会社や、坂口博信氏のような著名なクリエーターの名前も確認できました。ストーリーやビジュアルに凝ったオリジナルコンテンツの登場が期待できそうです。

▲例えば、「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親である坂口博信氏は、ジオラマと3DCGを組み合わせる手法に取り組んでいる、とキーノート内のビデオでも紹介があった

Appleとしては、Arcadeでゲームを開発する意思があるクリエーター・企業に対して助成をしつつ、質の高いゲームアプリを展開する方針。既存の無料アプリ(フリーミアム)や有料アプリ(買い切り)では実現しずらかったゲーム製作や、ユーザー体験を提供するとしています。

 

■iPhoneの「TV」アプリ、ついに日本上陸か?

「Apple TV+」は、「Apple TV」アプリなどで利用できる新しいビデオサブスクリプションサービスです。そもそも日本ではiOS向けのTVアプリが提供されていなかったので、こちらが登場するだけで十分にトピック。こちらも合わせてチェックしておく必要があります。

▲まずは5月にやってくる、マルチデバイスでのApple TV体験に期待を

まず、「Apple TV」アプリは、2019年5月にアップデートされ、100カ国以上でiPhone、iPad、Apple TV向けに提供されます。秋にはMac向けにも提供される予定です。日本での提供も十分に期待できるでしょう。

Apple TVアプリは、Apple製品だけでなく、Amazon Fire TVやSamsung製のスマートテレビなど、他社製品上でも広く使えるようになる予定です。「hulu」や各国独自の有料チャンネル(「Apple TV チャンネル」として購読)なども合わせて視聴できるため、複数のアプリを切り替えずに多彩なコンテンツを視聴できるプラットフォームとしての役割が重要になります。そういえば、日本版huluはどうなるのでしょうね。

▲Apple TVアプリ内から、Appleオリジナルコンテンツは「Apple TV+」で、有料チャンネルは「Apple TV チャンネル」で購読できる仕組みに

そしてこのApple TV内で、Appleオリジナルのビデオサブスクリプションサービス「Apple TV+」を購読できます。今回のスペシャルイベントではプレビューとして紹介されただけなので、価格などは明らかにされていません。2019年秋には詳細が明らかにされる見込み。

提供コンテンツの一部も紹介されていますが、オプラ・ウィンフリーの番組など、米国内を意識したものが多い印象。スティーブン・スピルバーグ監督や、セサミストリートなど、日本でもポピュラーなテーマもありますが、グローバルに向けてどこまで魅力的な番組を増やせるのか、注目したいところです。

*  *  *

これらをまとめると、2019年5月には日本でもTVアプリが使えるようになる可能性が高く、iPhoneやiPadなどで動画配信サービスを楽しめるようになるでしょう。また、秋にはApp Storeに月額制でゲームを楽しめる「Arcade」タブが登場し、家庭用ゲーム機並みのクオリティの作品が遊べるようになると考えられます。また、同じく秋に「Apple TV+」の詳細も明らかに——。

▲雑誌・新聞など、300ものメディアが読み放題になる「Apple News+」(9.99USドル/月、1か月間無料)は、米国、カナダで提供開始されており、英国とオーストラリアでも秋から提供予定。Appleとしてはフェイクニュースなどが溢れる昨今、厳選したニュースを届けたいという姿勢も感じられる

▲Apple Payで使えるクレジット決済サービス「Apple Card」は、2019年夏から米国で提供予定。イシュアーはゴールドマン・サックス、ブランドはMastercardとなる。日単位でのキャッシュバック施策「Daily Cash」が実施されるほか、家計簿アプリのごとくトランザクションを確認しやすい仕組みを導入。支払い額を自身で調整するアメリカ式のクレジット事情を踏まえ、ローンの長期化など社会問題の解決を意識した内容だ

一方、冒頭で触れた「Apple News+」や「Apple Card」については、年内の提供はまずないと考えられます。しかし、将来的に日本にくる可能性が皆無というわけではありません。こちらに関しては、もしかするとそのうち国内でも…くらいの気持ちでのんびり待ちたいですね。

>> Apple

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。

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