道交法改正時にも対応可能!着座スタイルにもできる電動キックボード

まず現状を整理しておきましょう。現時点での日本の法律では、電動キックボードは原則として、「原動機付自転車」と同等の扱いとなっています。

すなわち私有地などで楽しむのは自由だけれど、公道を走る場合は原付免許などが必要で、車体にはナンバープレートの設置義務もあり。またバックミラーやウインカー、ヘッドライトやブレーキランプなども必須となっており、これらを装備した上ではじめて車道走行ができるようになります。

運転時には免許証の携帯やヘルメット着用も必須、また区分としてはあくまで原付扱いなので、歩道を走った場合には法律違反となってしまいます。

ここまで読んで「あれ、意外と不便…?」と思った人もいるかもしれませんが、こうした状況を鑑みてこの3月4日に閣議に提出、決定されたのが道路交通法改正案。この改正案の中には電動キックボードに関するルールも定められており、その中では電動キックボードは自転車に似た扱いとなる「特定小型原付き自転車」として扱われることに。閣議を通った同案は、2年以内に施行されることになっています。

ただこれには乗り物好きの間でもやや意見が分かれるところ。「自転車感覚で気軽に乗れるなら、法改正後まで待とうかな」という人もいれば、「そこまで待てない」「やっぱり走行性重視」という新しいモノ好きの意見もある。こうした状況を踏まえて登場したのが、COSWHEELの新モデル「MIRAI T」というわけです。

キックボードスタイルならではのカジュアルさをそのままに、安全性と快適な走行性の両立を目指して考案された「MIRAI T」、まずこの3月17日からは最新モデルとして現行法に対応した“原付一種モデル”を発売します。

こちらは最高速度約39km、10Ah容量の標準バッテリーでの航行距離は約30〜40km。走行に必要なミラーなどの保安部品も完備しているので、ナンバー取得などルールに則った手続きを行うことで原付同様の公道走行が可能です。

そしてぜひ注目したいのがカスタマイズ性の高さです。そもそもキックボードの魅力は快適な走行性、無駄を省いたシンプルなデザインのものが多いのですが、この「MIRAI T」では乗り物としての実用性を考え、ちょっとしたモノを入れられるリアキャリア(6980円)や、最長70km超の走行を可能にする20Ahの大容量バッテリー(4万3800円)もオプションとしてオーダー可能。今後は前カゴやサーフボードキャリアも登場予定とのことで、ライフスタイルに合わせて可能性は大きく広がります。

さらにCOSWHEELでは改正後のルールに従った“特定小型原付き自転車モデル”の開発構想もすでにスタート。今回発売される「MIRAI T」も、新基準では不要となるバックミラーを外したり、法定速度を超えた加速をできないようにしたりするスピードリミッターを装備するなど、2年後実施される新基準の「特定小型原付き自転車」に簡単に切り替えられる構造になっているので、「いま乗りたいけど、迷っている」人にとっては最適解のひとつとなりそう。

長距離ライドに最適なサドルシートも標準装備、電源周りの操作をスマホで手軽に行えるアプリも便利。6色そろったおしゃれなカラバリも魅力です。

>> Makuake

<文/&GP>

 

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