思わず見惚れる美しさ。田沢湖に映る月をイメージしたオリエントのメカニカルムーンフェイズ

オリエントスターの“メカニカルムーンフェイズ”といえば、今や国産時計では希少な存在となった機械式月齢時計。ローマ数字を大きく配したインデックスやリーフ型の時分針、レイルウエイ分目盛りの採用など、もともとクラシカルなデザインを得意とするコレクションで、ハーフスケルトンになったダイヤルからムーブメントの機構をちらりとのぞかせるオープンワークもそうした特徴的な機構のひとつ。

ただし今回のモデルではあえてこのオープンワークを省くことで、ダイヤル全体をすっきりシンプルな印象に。その一方、ダイヤルそのものに鮮やかな塗装で彩った白蝶貝を採用することで、いままでにない重厚な風格と神秘的な雰囲気を醸し出しています。

▲「RK-AY0113A」

インスピレーションの源となっているのは、秋田県田沢湖の湖面に浮かぶ月。白蝶貝にグレーのグラデーションを施した「RK-AY0113A」は暮れゆく晩秋の湖上をイメージしたもので、茜色や黄金色、藍色や深い緑色が複雑に混ざり合ったグラデーションが、ゆるやかな時の流れと季節の移ろいを感じさせてくれます。

▲「RK-AY0114A」

同じく白蝶貝にグリーンのグラデーション塗装を施した「RK-AY0114A」のテーマは、新緑がまばゆく輝く初夏の湖畔。澄んだ夏空と青葉を水面に映す情景が、鮮やかなブルーと濃淡のグリーンで再現されています。

もちろんダイヤルを構成する要素のひとつひとつにもこだわりが。

例えばムーンフェイズの銀色の月とトーンを合わせた日付リングや、肉盛り印刷で表現した立体感のあるローマ数字のインデックス。ダイヤルを区切るブラックのリングは外周のグラデーションとともに、全体をシャープに引き締める効果を与えています。さらにリング内部に目を凝らせば、オリエントスターのロゴパターンが透明の隠し印刷でさりげなく施されていることにも気がつくはず。

ムーブメントは50時間以上のパワーリザーブと日差+15秒~-5秒の高精度を備えた自社製キャリバー F7M65。その精緻な営みは、サファイアクリスタルを配したシースルーバック越しに楽しめます。ストラップはブラックのワニ革ベルトのほかにスポーティなメタルバンドを同梱。装いに合わせてコーディネートする楽しみも。

「RK-AY0113A」は国内350本の数量限定、また「RK-AY0114A」は公式オンラインストア限定と、それぞれ希少な限定モデル。日本らしい季節の移ろいを映しとったダイヤルは一見の価値あり、気になった人は早めのチェックがオススメです。

>> オリエント時計「オリエントスター」

<文/&GP>

 

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