隠れた名品!? 安くて使える防水カメラ「ニコン COOLPIX S33」

大きく配置された動画撮影用ボタンが使いやすい

動画はフルHD解像度(1920×1080ドット)での撮影が可能。動画専用のボタンが付いている。しかも、一般的なカメラでは動画専用ボタンが、おまけのように小さく配置されているが、「COOLPIX S33」では静止画のシャッターボタンと同じ大きさ。動画を撮りたい時には、迷わず、本体を確認しなくても動画ボタンを押せる。

といいつつ、筆者は旅行中に、フルHDでの撮影に失敗していた。なんと、縦640ドットに設定されていたのだ。非常に悔やまれ、レビュアーとしても失格。ただ、水中での撮影はできなかったが、陸の上ではフルHDで撮影してきた。

正直に言うと、動画撮影は、得意とは言いがたい精度だった。まず、手ブレ補正機構が搭載されているはずなのだが、その効果は実感できなかった。画質については、フルHDでさえ撮れば、コマ落ちすることもなく、一般的なレベルでの撮影が可能だ。

 

お値段以上に活躍してくれる防水デジカメ!

もし一眼または一眼レフを使っている人であれば、「COOLPIX S33」の画質には不満を感じるかもしれない。だが、泳いだりスキーやスノーボードなどをしている時に、それらのカメラを抱えて写真を撮れるだろうか?

メリットとデメリットをまとめてみた。

【Positive Point】
・実売1万数千円前後というリーズナブルな価格
・それでいて防水防塵&耐衝撃性にも優れる
・心配することなく、小さな子どもにも使わせられる

【Negative Point】
・カメラの起動が遅く、シャッターチャンスを逃すことも
・少し暗い場所になると、ブレたりノイズが目立ってしまう
・強い日差しの元では確認しずらい、モニターの明るさに少し不満

ネガティブな点については、価格の高い上位機と比べると、というもの。実売価格を考えれば、今は妥当な性能なのではないかと思う。と言いつつ、やはり起動時間だけは、短くして欲しい! と思うことがたびたびあった。

【結論】

筆者は、プロのカメラマンではなく、単なるカメラ好きだ。その観点で評価すれば、1万円+αで購入できる防水デジカメというのは、とても魅力的。

それでいて、光学3倍ズームのレンズを搭載しているので、ズーム時にはスマホよりもキレイに撮れる。それに、iPhoneを含むスマートフォンの広角レンズがあまり好きではない。しかも、いくら防水だとしても、スマートフォンを海の中に持ち込む勇気のある人は、どれだけいるだろう? 特に水深が深く、落ちたら取り戻せないような海だとしたら……。

さらにスマートフォンでは、操作も難しい。シャッターを切るだけなら良いが、濡れた手で動画を撮る、ズームさせるなどを考えれば、防水デジカメの優位性は翻せないだろう。

良いカメラとは、撮りたいシーンを逃さないことが第一条件。気軽に水の中にも入れる「COOLPIX S33」は、マルチシーンに対応した好いカメラだ。


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